〜過去にすれ違った悪魔〜1 ページ39
ケロロ小隊地下秘密基地、女子寮。
桃色に黄色に橙色に赤色、暖色のパステルカラーで揃えられている可愛らしい部屋。
そこにはベッドが二台あり、その内の一台ではモアがケロロを模したぬいぐるみを抱き締めて寝ている。
もう一台では薄紫の女が仰向けに寝転がって、腕を頭の下で組んでいる。
その薄紫の女こそがルココ伍長。
彼女は現在進行形で沈思黙考。
タママにデジャブを感じているのだが、それが何だったかが思い出せない。
ルココは、いよいよ歳を取ったか、いや、そんな歳ではない、と唸る。
まだまだ、お姉さん、とは言い難くはない、よって、オバサン、とも言えない筈だ。
否、そんな事はどうでも良くないが、どうでも良い。
ケロン星にいた頃に何かあったような気がする。
そういえば高等訓練生時代に、とんでもない事が起こった。
そうだ、あれは確か……。
ーーいつの間に結束していたのか、それは突然に始まった。
中訓練所の連中が学生デモを起こし始めたのだ。
尻尾が取れていたりいなかったりとする、未来のケロン軍の若きホープ達が集っている。
ルココはその結束した声を近くのジムで聞いた。
しかし聞いていた時は、それ程大した物だと思わずにいた。
この頃、ルココはケロン軍に入ったばかりで、その日は初の休暇日だったのだ。
最もなんだか落ち着かなくてジムに筋トレしに行っており、休暇とは言いにくい状態だったのだが。
……まさか、あんな事になるとは思わなかった。
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クローン(プロフ) - Say akaさん» 有難うございます。番外編やら続編やらは後々ひっくるめてお話しようと思っておりますので、今暫くお待ち頂けると有難いです。 (2015年5月3日 16時) (
レス) id: d8750a893b (このIDを非表示/違反報告)
Say aka(プロフ) - この小説凄くいいです！！これからも更新頑張ってください(＾ｰ^)ノあと、番外編とか作りませんか? (2015年5月2日 13時) (レス) id: f86aeafa04 (このIDを非表示/違反報告)
クローン(プロフ) - 清河清明さん» 紹介されるような物である事に恐縮です。書き方とかはようやく整って来たので何とも言えませんが、そこが仇になる事もあるので良かったです。コメント有難うございました…！ (2015年3月26日 12時) (レス) id: d8750a893b (このIDを非表示/違反報告)
清河清明(プロフ) - こんにちは。友人の紹介で読んでみたら予想以上に面白く、通信規制の一歩手前までいってました（笑）台本小説でもなくスーパー完璧少女でもない彼女の生き様に久々に胸熱でした (2015年3月24日 18時) (レス) id: 07f2a719b6 (このIDを非表示/違反報告)
クローン(プロフ) - 名無しさん» おわわわ…！ こちらこそコメント有難うこざいます。この作品に世界観なる物が作れていたようで光栄です！ (2015年3月1日 7時) (レス) id: d9f1c78e75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クローン | 作者ホームページ：ホームページはありません。
作成日時：2015年1月11日 8時
