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〜我ら若手兵〜13 ページ37

「行きますよ」


準備の合図をかける、飛行ユニットのエネルギーが徐々に溜まって行く。


「カウント、三、二、一……ッ」


ゴウーーーーッ


「せぇぇええの!」


二人は叫んだ。


その瞬間、タママインパクトとレーザー砲の膨大なエネルギーが模倣キルルの一点を刺した。


しかし、それでは終わらない。


全速力で突き進む。


咆哮をあげながら、彼らは猛射する。


こうでもしないと気が狂いそうだ。


ーーーー刹那。


にゅ……っ


模倣キルルが口を開く。


前方にほんの少しだけ青が見える。


「撃てええええええ‼︎」


腹の底から唸りあげ、タママとルココは青空に突貫した。


すうっ、と視界が開ける。


一面の青。


タママとルココはすぐさま身を翻す。


模倣キルルの体内にタママインパクトと転送したMASLをぶっ放した。


そして一通り撃ち終えてから、タママの腕をルココは掴んで即座にそこから離れる。


数秒後だった。


飲み込まれる前の甲高い警告音が短く聞こえたかと思うと、耳をつんざく爆発音が響いたのは。


「はぁ……はぁ……」


二人は肩で息をしながら、爆発の残骸が消え行く模倣キルルを見つめる。


ルココの瞳はいつの間にか普通の黄色に戻っていた。


それは果たして、いつだったのか。


その事実を記録した者はただ一人である。

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設定タグ:ケロロ軍曹 , ケロロ小隊 , 軍旗   
作品ジャンル:アニメ
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クローン(プロフ) - Say akaさん» 有難うございます。番外編やら続編やらは後々ひっくるめてお話しようと思っておりますので、今暫くお待ち頂けると有難いです。 (2015年5月3日 16時) (レス) id: d8750a893b (このIDを非表示/違反報告)
Say aka(プロフ) - この小説凄くいいです!!これからも更新頑張ってください(^ー^)ノあと、番外編とか作りませんか? (2015年5月2日 13時) (レス) id: f86aeafa04 (このIDを非表示/違反報告)
クローン(プロフ) - 清河清明さん» 紹介されるような物である事に恐縮です。書き方とかはようやく整って来たので何とも言えませんが、そこが仇になる事もあるので良かったです。コメント有難うございました…! (2015年3月26日 12時) (レス) id: d8750a893b (このIDを非表示/違反報告)
清河清明(プロフ) - こんにちは。友人の紹介で読んでみたら予想以上に面白く、通信規制の一歩手前までいってました(笑)台本小説でもなくスーパー完璧少女でもない彼女の生き様に久々に胸熱でした (2015年3月24日 18時) (レス) id: 07f2a719b6 (このIDを非表示/違反報告)
クローン(プロフ) - 名無しさん» おわわわ…! こちらこそコメント有難うこざいます。この作品に世界観なる物が作れていたようで光栄です! (2015年3月1日 7時) (レス) id: d9f1c78e75 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クローン | 作者ホームページ:ホームページはありません。  
作成日時:2015年1月11日 8時

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