〜我ら若手兵〜11 ページ35
突然ルココが立ち上がると、それに釣られてタママがルココを見上げた。
「タママさん、これから実弾射撃します！」
パン！ とルココは両手を合わせて宣言した。
「え、いや、でも、クルル曹長が……」
勿論タママは止めに入った、ルココだってそう思った。
けれど、こんな状況だ、やれる事はやっておきたい。
「さあ、やりますよ！」
ルココはデザートイーグルを転送した、どうやら亜空間倉庫への接続は可能らしい。
最も、亜空間倉庫と外の空間は別次元であるため、干渉は可能なのだろう。
タママは唖然とする。
「あ、の。ルココせんぱ……」
「撃ちますよお！ テェーーイッ！」
撃つのはルココ自身であるのに、撃て、と掛け声をかける姿にタママは目を点にする。
そして発砲した瞬間。
ボンッ‼︎
にゅっと壁がへこんだかと思うと物凄い音がして、弾丸が跳ね返って来たのだ。
「うっわああああ⁉︎」
タママとルココはあたふたとその場を走り回る。
跳ね返って来た物を間一髪で避けたが、もしかしても、もしかしなくても。
「うおおおおおお⁉︎」
再度跳ね返って来た。
まるで壁が弾丸を拒絶しているかの様だ。
「うああああああ⁉︎」
デザートイーグルに装填していたのは 50AE 弾、当たったら一溜まりもない。
そして弾丸が何度か跳ね回った時。
ダンッーー
「タ……ッ、タママさんッ⁉︎」
大きく飛び跳ねたタママの真っ正面には、スピードの衰えない弾丸が迫る。
「んっだるどぬしゃあ！ タママ……インパクトォォォオオオ‼︎」
カーーーーッ
激しい閃光と共にエネルギー派が弾丸を貫く。
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クローン(プロフ) - Say akaさん» 有難うございます。番外編やら続編やらは後々ひっくるめてお話しようと思っておりますので、今暫くお待ち頂けると有難いです。 (2015年5月3日 16時) (
レス) id: d8750a893b (このIDを非表示/違反報告)
Say aka(プロフ) - この小説凄くいいです！！これからも更新頑張ってください(＾ｰ^)ノあと、番外編とか作りませんか? (2015年5月2日 13時) (レス) id: f86aeafa04 (このIDを非表示/違反報告)
クローン(プロフ) - 清河清明さん» 紹介されるような物である事に恐縮です。書き方とかはようやく整って来たので何とも言えませんが、そこが仇になる事もあるので良かったです。コメント有難うございました…！ (2015年3月26日 12時) (レス) id: d8750a893b (このIDを非表示/違反報告)
清河清明(プロフ) - こんにちは。友人の紹介で読んでみたら予想以上に面白く、通信規制の一歩手前までいってました（笑）台本小説でもなくスーパー完璧少女でもない彼女の生き様に久々に胸熱でした (2015年3月24日 18時) (レス) id: 07f2a719b6 (このIDを非表示/違反報告)
クローン(プロフ) - 名無しさん» おわわわ…！ こちらこそコメント有難うこざいます。この作品に世界観なる物が作れていたようで光栄です！ (2015年3月1日 7時) (レス) id: d9f1c78e75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クローン | 作者ホームページ：ホームページはありません。
作成日時：2015年1月11日 8時
