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……物凄く素朴な質問をしてもいいだろうか。
「めっちゃサイズピッタリなんだけど……。なんでサイズ知ってんの……」
「そりゃあ、毎晩Aの体を触って…」
「いや、ごめん。何も言うな。今すぐその口を閉じろ。そしてできれば息をするな」
「何を今更恥ずかしがっているんだい?」
「黙れっつったろ?」
何故か習から貰った服。
一応着てみると見事にサイズが合った。
問いただしたら変態発言で返されたけどね。
まぁ、そんなのも慣れた。
慣れというものは実に恐ろしい。
「……あ、そうだ。今から出かけるから」
「何故だい!」
「んー……まぁ、色々と」
肩をがくがく前後に揺さぶられる。
うっせーな……。
「ヨモさんと食料調達だって」
「そうか…。ならいいだろう」
「そのあとカネキに稽古つける」
「嘘だろう!?」
「なんで嘘つくんだよ」
白い目で習を見る。
そんな意味のない嘘つくわけないだろ。
「僕も行くよ」
「はぁ!?なんで」
「…カネキくんは強いよ」
「あぁ、そうらしいね。あたし前のカネキしか知らないからな」
「もしかすると、Aよりも」
「……ふっ、ばーか。負けねーよ」
だってほら。あたし、強いし?
そう心の中で呟く。
この言葉を言うのは何回目だろうか。
おまじないみたいなものだ。
「ま、調達終わったら連絡するわ」
「わかったよ」
コートを着て家を出る。
念のためにマスクも所持。
カネキどのくらい強くなってんだろーな……。
歩きながらぼんやりと考える。
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あつき(プロフ) - nanoさん» ありがとうございます…!これからもお付き合いのほどよろしくお願い致します。 (2014年11月23日 23時) (レス) id: e41d28bd72 (このIDを非表示/違反報告)
nano(プロフ) - 飽きてなどいません。続き楽しみにしてます! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 3d9ff45680 (このIDを非表示/違反報告)
あつき(プロフ) - リンさん» ひえええ、有難うございます!!日々妄想してるのでネタは尽きません…! (2014年11月23日 21時) (レス) id: 988ea2a69c (このIDを非表示/違反報告)
リン - 面白いです!ネタが尽きないのが凄いです。これからも頑張って下さい(`∞´) (2014年11月23日 19時) (レス) id: 0161c05280 (このIDを非表示/違反報告)
あつき(プロフ) - なぎさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2014年11月17日 17時) (レス) id: e41d28bd72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あつき | 作成日時:2014年10月28日 16時