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「寝そう」
「寝るなクソA」
「んだとクソニシキ」
あんていくにて、モップ片手にニシキを睨む。
相変わらず憎まれ口しか叩かないニシキ。
こんの野郎……。
「ひでークマしてんな」
「うっそまじで」
両手で顔を覆う。
……あれだ。昨日寝れなかったからだ。そうに違いない。
そんでそのままバイト来たからこんなに眠いんだ。帰ったら飽きるまで寝よう。飽きないけど。
「何、昨日激しかったりしたの」
「…………」
思わず固まる。
やべぇ、反論!
「え、まじで?」
と思ったときには遅かった。くっそ!!
「ち、がう!」
「お前ほんっと嘘つけねーのな……」
クソニシキに哀れみの目で見られた。
なんたる屈辱……!!
「あいつ激しそうだもんなー」
「ちょ、ちょっと待て。何勝手に話進めてんだ。あたしはなんも言ってねーぞ」
「顔見てればわかるっつーの」
「嘘だ」
「自分がどんだけ顔に出やすい知ってるか?」
「……もういやだあああああ」
その場にしゃがみ込む。
ありえん。ニシキにこんなこと言われるとは。
死んだ方がマシだ。嘘だ。
でもこの場にあたしとニシキしかいなくてよかった……。
「……まぁあれだ。頑張れよ」
「何をどう頑張れと!!」
「は?夜のことに決まってんだろ」
「黙れクソニシキ」
中指を立てる。くたばれこの野郎。
「……てめーこそ貴未さんとどうなんだよ」
一応聞いてみる。
貴未さんにはどっかのばか野郎が失礼なことしたからね。
「どうって……いつも通りだよ」
「いつも通りって何」
「はぁ?雰囲気でわかれよ文系だろ」
「文系関係なくね!?」
「……いいんじゃね?」
「うっわ、きっもちわりぃ。ニシキがそんなこと言うなんて。世も末だ」
「てめーぶっ飛ばすぞ」
と、ここでドアが開いたため会話は終わった。
クソニシキはむかつくけど、貴未さんが幸せになってくれればそれでいい。
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あつき(プロフ) - nanoさん» ありがとうございます…!これからもお付き合いのほどよろしくお願い致します。 (2014年11月23日 23時) (レス) id: e41d28bd72 (このIDを非表示/違反報告)
nano(プロフ) - 飽きてなどいません。続き楽しみにしてます! (2014年11月23日 23時) (レス) id: 3d9ff45680 (このIDを非表示/違反報告)
あつき(プロフ) - リンさん» ひえええ、有難うございます!!日々妄想してるのでネタは尽きません…! (2014年11月23日 21時) (レス) id: 988ea2a69c (このIDを非表示/違反報告)
リン - 面白いです!ネタが尽きないのが凄いです。これからも頑張って下さい(`∞´) (2014年11月23日 19時) (レス) id: 0161c05280 (このIDを非表示/違反報告)
あつき(プロフ) - なぎさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2014年11月17日 17時) (レス) id: e41d28bd72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あつき | 作成日時:2014年10月28日 16時