検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:68,232 hit

132. ページ42





ベッドに倒れこむ。



「あったまいてぇー……」


「よっぽど弱いようだね」


「誰があんなん飲むんだよ……。くっそまずいし…」


「まだまだ子供だね」


「うっせー」



あれを好き好んで飲むのが大人ならあたしは一生子供でいいですー。



頭痛い。くらくらする。眠い。




酔い覚まさないと…。



「…習……。水取って……」



上半身を起こし、頭を押さえながら言う。


今顔上げたら死ぬから顔は上げない。




一向に伸ばした手にペットボトルの感触がしない。



「おい、何して……」




顔に手を添えられ、唇がくっつく。


…何故こうなった。




途端に流れ込んでくる生温い水。



「……!?」



軽いパニック。





口に入りきらない水が溢れ、首を伝う。



息ができない。



離れろ、と習の胸板を叩いてもびくともしない。




仕方ないのでごくん、と喉を鳴らして水を飲み込む。




「……んっ…っは…」



一瞬離れた隙に息を吸う。



再び唇が触れ、そのまま仰向けに倒れる。





ようやく離れると、首筋に生暖かい感触。



「っひ……」



首筋をなぞる舌に悲鳴が漏れた。




「習…くすぐった……」



舌は耳元まで上がってきて、耳を甘噛みされる。



体が跳ねた。くすぐったい。




「…たまには酔ってくれないか?」


「……なんで」


「その方が大人しいだろう」


「いやだ…」








翌日、目を覚ましたあたしが何も覚えておらず、戦慄したのは言うまでもない。




133.→←131.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (106 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
214人がお気に入り
設定タグ:東京喰種 , 月山習 , ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あつき(プロフ) - P*sukEさん» そうして頂けると嬉しいです! (2014年10月19日 20時) (レス) id: 988ea2a69c (このIDを非表示/違反報告)
P*sukE(プロフ) - あつきさん» めちゃくちゃ底クオリティなんですけど^^;Twitterの方で送ればいいですかね? (2014年10月19日 19時) (レス) id: cbde0fd90c (このIDを非表示/違反報告)
あつき(プロフ) - P*sukEさん» ありがとうございます! (2014年10月19日 18時) (レス) id: 988ea2a69c (このIDを非表示/違反報告)
P*sukE(プロフ) - あつきさん» 色は塗れてないんですけどイラスト描けましたっ! (2014年10月19日 17時) (レス) id: cbde0fd90c (このIDを非表示/違反報告)
方瀬梨乃(プロフ) - あつきさん» はいー! 多分コメ欄にはちょこちょこ生息してると思いますので(笑) (2014年10月18日 18時) (レス) id: 02378f44cc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あつき | 作成日時:2014年10月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。