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「人前でくっつくなっつってんだろ」
「それだけAが魅力的ということさ」
「意味わかんねぇ……ぐはっ」
曲がり角を曲がると、腹部に衝撃。
下を見ると、あたしを見つめる二つの大きな目と目が合った。
「お母さんっ!!」
「「……お母さん?」」
習とあたしの声が重なる。
ちょっと待て。これはなんだ。
「どこ行ってたんだよ!」
「ちょ、待て待て待て少年!あたしはお前を産んだ覚えはない!」
「は?何言ってんだよお母さんだろ?」
「A……まさか……」
「んなわけねーだろばか習!!」
あたしはまだ20歳だ!
どう考えてもこんな10歳とかそこらのガキ産む年齢じゃない。
慌てて少年を剥がす。
「A?……誰だお前。お母さんじゃない」
「それはこっちのセリフだクソガキ」
「俺のお母さんこんなに貧乳じゃないし」
避ける前に胸を触られた。
速攻で頭を殴る。
「いぃっでえええ!!!」
「おいガキ……。死ぬ覚悟はできてんだろうな」
「子供には優しくしろよ!」
「出会った瞬間胸触るクソガキには優しくしねーよ」
物凄い殺気を感じた。
弾かれたように習を見るあたしとガキ。
……赫眼かよ。
「しゅ、習。落ち着けって。な?」
「……これを見てCalmatoでいられるとでも?」
「な、何この兄ちゃん……」
ガキの目が赤く染まった。
喰種…!?
「お前…喰種か……?」
その瞬間怯えた表情になったガキ。
無意識のやつか。
「大丈夫だよ。あたしたちも喰種だし。ほら、見ろこの兄ちゃん」
赫眼状態の習を指差す。
「……とりあえず、行くぞ。習、ガキ。赫眼戻せ」
「どこへ?」
「あんていくだよ」
二人を普通に戻させ、歩き始める。
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あつき(プロフ) - P*sukEさん» そうして頂けると嬉しいです! (2014年10月19日 20時) (レス) id: 988ea2a69c (このIDを非表示/違反報告)
P*sukE(プロフ) - あつきさん» めちゃくちゃ底クオリティなんですけど^^;Twitterの方で送ればいいですかね? (2014年10月19日 19時) (レス) id: cbde0fd90c (このIDを非表示/違反報告)
あつき(プロフ) - P*sukEさん» ありがとうございます! (2014年10月19日 18時) (レス) id: 988ea2a69c (このIDを非表示/違反報告)
P*sukE(プロフ) - あつきさん» 色は塗れてないんですけどイラスト描けましたっ! (2014年10月19日 17時) (レス) id: cbde0fd90c (このIDを非表示/違反報告)
方瀬梨乃(プロフ) - あつきさん» はいー! 多分コメ欄にはちょこちょこ生息してると思いますので(笑) (2014年10月18日 18時) (レス) id: 02378f44cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あつき | 作成日時:2014年10月12日 22時