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北「ん?どうした?」
下を向いてる私を除くようにして言ってくる。
「な、なんにもない。」
北「あ、そー。
…よし。
飯食べいこ。」
また手を引かれてどこかへ向かっていく。
水族館をでて、車の方へ向かった。
「どこ行くの?」
北「飯だって。
腹減ったじゃん。」
「北山くん…!」
「…また北山くん呼びに戻ったのかよ。
はい罰ゲーム。」
「…ちがうの。
宏光くんって呼ぶの、恥ずかしいからさ、
…ひろくんって呼んでいい?
嫌だったらいいんだけどさ、
ほら、簡単じゃん?
みんな、みつって呼んでるし。
ひろくんって呼ぶ人あんまり見たことないし…。
どうかな!?」
きになってしまったとわかってから、彼を特別にしたくて。
自分からこんなこと言うなんてビックリしてるけど北山くんとか宏光くんって呼ぶより、こっちの方が距離が縮めれるかなぁ、なんて思った。
そしたら、
北「…いいよ。
ひろくんとかあんまり呼ばれないから嬉しいかも。
女はみんな、みっくんって呼ぶし、なんか特別だね。」
…なんて言うんだもん。
私の考えてること、当たっちゃってるしすごく恥ずかしいじゃん!
ひろくんって呼ぶことは、宏光くんって呼ぶより簡単ですぐに呼べるようになっていた。
…なんか、付き合ってるみたい。
本当は付き合ってもなんでもないのに。
車が停車して、降りた先にあったのは焼肉屋さん。
北「肉でよかった?
ここ、ちょー美味いからさ。」
「焼肉屋とか、久々かも。
楽しみ!」
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お酒も進んで、会話も弾んで。
…私、ひろくんの前でお酒ののやめようって思ってたのに。
あの時みたいにお酒を飲んだ流れであぁならないかな、なんて最低な事考えている私。
まだ、好きになったわけじゃないのに。
北「…どうした?
酔った?」
よく気にかけてくれるひろくん。
酔ってなんかないけど、酔ったフリしちゃってもいいかな??
「…ちょっと酔ったかも。」
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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時