41幕 ページ45
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伽耶side
ずっと...ずっと、はるか昔の事。俺がまだ夜ノ化物と呼ばれる前のこと。
家族がいて、友人が居て沢山の人々から受け入れていた。楽しかった嬉しかった。でもそんな日々は直ぐにこわれていった、
家族は殺された。母さんの姉である人に引き取られた。俺以外の家族が殺され、まだ呆然としていた頃にだ。
その人たちは俺の意思を無視し無理あり連れて帰った。
その日から地獄だった。殴られ、蹴られ、火傷をさせられ、水に溺れさせられて...数多くの仕打ちを受けていた。
だから、風呂にも真面に入れず、異臭を漂っていた。そんなんだから友人には見放され、挙句の果てには暴力まで振るわれた。
1番信じていた友人は...最後まで親友だと思っていた。でも、
"俺はお前のことを1度も友人だと思ったことなんて無い。ただ利用価値のある存在ぐらいし感じでいなかったんだよ!"
見放された...捨てられた。
嗚呼...何で、俺がこんな目に会わなきゃいけないの?
真面に食事もしていない...だから、皮膚は骨にくっつき、顔は頬骨が出っ張って、腐り果ててしまった。
嗚呼、俺。ここで死ぬんだ...。まだやりたいことあったのになぁ...。
そこから何も覚えていない。
でも、耳には幾つか残っている。雑音と悲鳴、命乞い等様々な声が残っているような気がした。
もう、何も覚えていないけども...
あの日、Aが俺を拒まず引き取ってくれた。直弥も優しいく接してくれた。最初だけだと思った。
約束を守ればずっと居られる、俺の恩人、俺の大事な人。守らなきゃいけない人。
こんな俺にも眼差しを向けてくれた。
美味しいご飯を沢山くれた。昔は全然食べれなかったから、嬉しかった。
Aから沢山貰った。俺の居場所はAの所だから。だから、
俺から、Aを奪った奴らが許せなかった。力が暴走しかけた。でも、Aを奪ったんだ当然だと思う。それなのに...
____『やり過ぎだ伽耶。いい加減其れをやめろ。』
嗚呼...冷たく、冷酷のような声...でも、その声は俺にとっては暖かくて、待ち望んでいた声だ。
伽耶「A....??」
もう、俺は一人は嫌なんだ。
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推し推せ - # 村人C めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ分かる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2023年3月26日 19時) (レス) @page7 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
yomogizakura(プロフ) - 姉ヤバい奴 (2022年10月27日 17時) (レス) @page49 id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - 藤原さん頑張って… (2022年8月19日 7時) (レス) @page23 id: e65441a1a5 (このIDを非表示/違反報告)
零舞 - 毎日更新しているんですか?現在進行形で読む小説がなくって新鮮です!!更新めっちゃ早くて吃驚しました! (2022年8月8日 7時) (レス) @page9 id: 234ea08343 (このIDを非表示/違反報告)
僕は犬 - ああ………好きだわ(脳死) (2022年8月7日 17時) (レス) @page9 id: 687113cbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天乃零 x他1人 | 作成日時:2022年8月6日 13時