30幕 ページ34
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森夜「俺からお前にゴホッ頼みたい事があるんだ。」
直弥「頼み...?珍しいね、お前がそんな事を言うなんて」
何時もは少し気だるげで、体が弱く咳をしている癖にあの時に関しては真剣な目で私を見ていた。
森夜「...俺には妹が居るんだ。大事で可愛い大切な妹...きっとこの先俺が生きている可能性は低い...」
直弥「っ...!だから私が森夜くんの病気を治す方法を探しているんでしょ!なんで...そんな簡単に死ぬって決め付けるの...?」
治療法...彼を治す為に様々な所から資料や医師を探し回っていた。それなのにそんな風に言わないで欲しいの....
森夜「...ははっ!すまん勘違いをさせてしまって、俺はまだ死ねないからな生きるさこの先も...でも保健は掛けておきたいんだ。」
森夜くんから妹さんの話を聞いた。家族や従者のもの達には除け者扱いをされ、贔屓をされ壊れかけている事を
森夜「だから、俺はまだ...彼奴を置いて死ねないんだ。彼奴だけじゃない直弥、お前の事も置いて死ねない、」
彼なりの考えなんだろう...だから、私は受け入れた。もし森夜くんが亡くなってしまった時私がどんな手を使っても彼女を...藤原Aを自由に
幸せにされるって。その中には病気が治った森夜くんもいてって...そう、思ったのに
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ザァァー_____
直弥「....どうして、死んじゃうの...?私やっと、森夜くんの治療法、見つけたのに...まだ君と一緒に居たかったのに...森夜くんの馬鹿野郎...ぁ、ぅう」
膝から崩れ落ちて泣き崩れた。嗚呼また私は友人を失うの?また救えないのか.....?
直弥「いや...まだ、まだだ。まだ"彼女"が残っている、」
約束を...森夜くんの願いを叶え、ないと...!
こんな所で泣き崩れるのはもう辞めないと、私より苦しいのはきっと彼女の方だから
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推し推せ - # 村人C めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ分かる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2023年3月26日 19時) (レス) @page7 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
yomogizakura(プロフ) - 姉ヤバい奴 (2022年10月27日 17時) (レス) @page49 id: 301f09f551 (このIDを非表示/違反報告)
村人C - 藤原さん頑張って… (2022年8月19日 7時) (レス) @page23 id: e65441a1a5 (このIDを非表示/違反報告)
零舞 - 毎日更新しているんですか?現在進行形で読む小説がなくって新鮮です!!更新めっちゃ早くて吃驚しました! (2022年8月8日 7時) (レス) @page9 id: 234ea08343 (このIDを非表示/違反報告)
僕は犬 - ああ………好きだわ(脳死) (2022年8月7日 17時) (レス) @page9 id: 687113cbb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天乃零 x他1人 | 作成日時:2022年8月6日 13時