10話 ページ12
時透くんはまだ小芭内と甘露寺さんは恋仲じゃないって言ってたけど、本人に直接聞きたい。
し、はやく好きだと伝えたい。
はやく言わないと、小芭内がとられてしまう気がしたから。
私は小芭内の屋敷に向かうことにした
小芭内の屋敷の門が遠くに見えてきた
すると、そこから甘露寺さんが出てくる姿が見えた。
A(反射的に隠れてしまった……けど、甘露寺さん、小芭内の屋敷に来てたんだ…。)
私の中でモヤモヤが膨らんでしまった
甘露寺さんが帰ったのを確認してから小芭内の屋敷に入った
A「小芭内？いる？？」
伊「Aか。屋敷に来るのは久しぶりだな」
A「そうだね…。ねぇ、甘露寺さん来てたの？？」
伊「ん？あぁ、甘露寺なら先ほどまで来ていたが、どうかしたのか？」
A「よく屋敷に来るの…？」
伊「そういや最近はよく来るな」
！…甘露寺さんも小芭内のことを…？
いや、小芭内も甘露寺さんのこと好きなのかも…
A「小芭内っ！あのね、」
手遅れになってしまう前に、私の想いを伝えよう
A「私、ずっと小芭内のことが好きなのっ！本当に好きなの。恋仲になりたいっていう好きなのっ」
小芭内は目を見開いていた
伊「A…。」
小芭内は私の名前を呼ぶと、私に近づいてきた
ドサッ
A「？？！」
小芭内が私の上にいる……
あれ？私、小芭内に押し倒されている⁈
A「えっと…、小芭内？あの…、これは一体…？？」
すると、小芭内は私の頬に手を添えて、接吻をしようと顔を近づけてきた
まさか甘露寺さんとも…⁇!
そんな予想が頭を遮ってしまい、小芭内を拒んでしまった
A「いやっ、小芭内…」
小芭内は一瞬悲しそうな顔をしたように見えたが、すぐにいつもの小芭内の顔に戻って言った
伊「A、悪いがお前のことはそういう対象として見れない…」
A「…え？」
そう言うと、小芭内は私の上から退いた
伊「落ち着いたら屋敷に帰れ」
A「あ…待っ………」
俺は自室に戻るから、と言い小芭内はこの部屋からいなくなった
A(振られたの…？私じゃ小芭内の恋仲になれないの……？)
じわっと目頭が熱くなった
小芭内の屋敷で泣くことはできない
はやく自分の屋敷へ戻ろう
私は自分の部屋で思いっきり泣いた
私は失恋をした
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Rio(プロフ) - あいみさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくださって嬉しいです！遅くなってしまうかもですが…更新頑張りますね(^^) (2020年10月27日 23時) (
レス) id: 98ff6d0a90 (このIDを非表示/違反報告)
あいみ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2020年10月27日 22時) (レス) id: 96f0590609 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - 零葉さん» コメントありがとうございます！嬉しいです(^^)期待に添えるように頑張りますね！ (2020年6月9日 12時) (レス) id: 98ff6d0a90 (このIDを非表示/違反報告)
零葉 - やべぇめっちゃドギマギハラハラするぅ(((更新頑張ってください！ (2020年6月9日 0時) (レス) id: 6279a5e4e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rio | 作成日時：2020年3月24日 23時
