女子校通いのお姉様。【すとぷり】

ログ１２ ページ13

ななもりside




「今日の帰りですね！ 了解です！」


花鈴ちゃんが大きな声でそう言うと、周りの女子達が一斉にコソコソと話し始めた。



まぁそうなるわな。


一応、花鈴ちゃんと俺達は先輩後輩だ。


それに俺は生徒会長もやってるしさとちゃんは議長をやっているから校内でもけっこう目立つ。


見た感じ、女の子の友達が極端に少ないのを見ると周りの子たちに嫌がらせを受けているのかもしれない。




俺がちゃんとしなきゃなあ、





花鈴とみんなと別れてさとみくんといっしょに教室に入ると皆がザワザワとしていた。




もしかしてお泊まりしてるのバレたとか？



んなわけないか。




さ「おはよ！」


な「どうしたのー？」






「あー、なーくんさとみおはよ〜」



俺のクラスの子たちは俺らを見てギャーギャー騒がないから安心する。


他のクラスの女の子がうるさいんだよな。




「ちょっと聞いてよ……！」








その話を聞き、俺はマヌケな顔をした。


隣のさとちゃんを見るとまさしく瓜二つなくらいびっくりした顔をしている。






な「女子校と合同……。」




その話し合いで、あっちの生徒会の人達が今日こっちの学校に挨拶に来るみたいだ。



え、俺会長なのになんも知らなかったんだけど。






ちなみにいうと、その女子高は花鈴ちゃんの双子のお姉さんの高校。



楽しみでもあるけど、お姉さんは雰囲気的に花鈴ちゃんのことあまり好きじゃないみたいだからなんだか心配。






しかもそれプラスあっちは女子校。



共学の俺らが一緒に体育やっちゃってもいいの？




さ「可愛い子いるかなー」






さとちゃんはもう当てにならない。



こりゃ大変だ。

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