女子校通いのお姉様。【すとぷり】

ログ１１ ページ12

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学校につき、
生徒会に入ると既にみんなが集まっていた。





「藤宮が珍しく会議に来た！｣


『頑張りました。』




苦笑いしながら自分の席に座ると、
すぐに会議が始まった。



私が来ても来なくても、いつもこうやって待ってくれてんだろうな。何気に私の事好きだよね。笑






まず初めに話し合うのは体育祭のことについて。



中学はバスケやってたし運動神経は普通にいいからけっこう毎年楽しみにしてる。








そう思ってたのもつかの間、



「はーい。本題に入ると、体育祭の練習を隣の高校と合同でやることになりました」





私の心は生徒会長の一言によってバキバキに折られた。




隣の高校は、間違いなく花鈴のいる学校のことだ。

女子校と合同って何考えてんだよ。





「合同っていってもただグラウンドを一緒に使うくらいです。 あちらの学校のグラウンドが今工事が入っているらしく、うちの理事長が交渉のもとグラウンドを貸すことに決まりました〜。」







せっかく男子も嫌で花鈴も嫌で、

頭のいい女子校に入ったのに、




あいつを見たくない。視界に入れたくない。




「藤宮、サボるなよ。」


『へいへい。』





うわあ、サボろうとしてたのバレてる。笑






花鈴の存在、この学校の人には話したくない。


皆花鈴がいいって離れていっちゃうんじゃないの？





そんなことしないってわかってても、やっぱり自分に自信がもてない。どれだけ可愛くしても、あいつがいる限り私は私を超えられない。





最近ちょっとずつ花鈴への苦手意識も薄くなってきたって思ってたのに、いざ同じ高校内にあいつが来ると思うとゾッと寒気がした。


私のプライバシーあいつが関わるかと思うと恐ろしくなってくる。





さあさあ、困ったことになった。

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