仮面ライダーW15

W1 ページ1

・


翔太郎Side



亜希子「ハァ〜 アァ〜」


翔太郎「おい亜希子、お前やけに眠そうだな」


亜希子「これのせいよ」




するとカバンからDVDボックスを出し




フィリップ「『風の佐平次 パニックリベンジャ』？」


七海「時代劇ですか？」



亜希子「今流行ってるのよ〜 噂通りの面白さに、

気が付けば朝！ 翔太郎君も絶対ハマるから！」



翔太郎「わりぃが時代劇は趣味じゃねぇな、見たら5秒で眠るぜ」




ピンポ〜ン



客？



女「助けてください！ 眠れないんですぅ〜」



何とも… メルヘンチックなお嬢さんだ…




亜希子「そういう相談なら、探偵じゃなくて、お医者さんに」


女「違うんですぅ〜 怖くて怖くて、眠れないんですぅ〜」




そう言いながら彼女は俺の手を握ってきた



翔太郎「怖いって？」



ジリジリ…！



翔太郎「ぅわ！ ビックリした！」



女「30分ごとに、鳴るようセットしてるんですぅ！ 夢の中で！

怪物に捕まったら… 二度と目覚められなくなるから…」



翔＆亜「怪物？」


女「はい！ こんな感じの…」



彼女は1冊のスケッチブックを出し…

絵を見せながら説明しだした




女「大学の、同じ研究室の男の子が6人、

夢の中で怪物に捕まって、目を覚まさなくなっちゃったんですぅ」



亜希子「つまり、夢の中に現れるドーパントって事？！」



フィリップ「それが事実なら、実に興味深い…

他人の夢に入り込めるなんて、あまりに不条理な存在だ」



女「ハァ〜 もう何日もまともに寝てなくて…」




寝そうになって体が傾いた彼女を抱きかかえ



翔太郎「おっと、ご心配なく…

この俺が、必ず君を守って見せます…」




すると彼女は俺に抱き着き




女「もしかして！ あなた… 私の運命の王子様？！」


翔太郎「…王子様？」




・

W2→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す