仮面ライダーW7

W10 ページ10

・



そして翌日、翔ちゃんは若菜姫の中継ラジオについて行き、

私達はラジオを聴きながらミスタークエスチョンを待っていた




1件目の取材が終わり一旦CMに入った時…




翔太郎『来たぞ、フィリップ』


フィリップ「さぁ… 奴と勝負だ…」




ミスタークエスチョンから連絡が来て、

私達は地球の本棚に入った




クエスチョン『やぁ若菜姫、今のはウケたよ、大爆笑だ』


若菜『あなたに褒められても嬉しくないわ』


クエスチョン『なぁ教えてくれ、君の一番好きな景色は？』


若菜『好きな景色…？ それは…』



クエスチョン『答えなくていい、

これからはいつでもその景色を見られるようにしてあげるよ』




景色…




翔太郎『どうだ？ フィリップ』


フィリップ「翔太郎、若菜さん本人に確かめさせてくれ」


翔太郎『待ってろ… フィリップから』


フィリップ「今の質問の答えは？」


若菜『風都タワー…』


翔太郎『まさかあいつ… 風都タワーを盗むつもりか？』



フィリップ「いや… あの巨大建造物を動かすなんて不可能だ…

破壊するならともかく…」




破壊…




七海「もしかして… 若菜さん、

どこから見た風都タワーが1番好きですか？」



若菜『自宅の… 自分の部屋の窓からの景色が…』


七海「その窓から今もタワーは見えますか？」


若菜『見えないわ… 2年ほど前から…』


フィリップ「最後のキーワードは… 『2年前』…」





すると本が1冊に絞られ





フィリップ「なるほど… 答えがわかりました

2年前、若菜さんの自宅の窓と風都タワーの

ちょうどど真ん中に立った風都第3ビル…」



七海「犯人はそれを破壊するつもりです」


若菜『すごい！ あなた達 期待した通りの名探偵だわ！』


2人「ありがとうございます」


若菜『ありがとう！』






・

W11→←W9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す