風都探偵4

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紹介を終えて俺はさっそく本題に入り、

イレギュラーズに伝一郎さんの右手の写真を見せた…




ウォ「うわぁ」


店長「まるで透明人間だね…」



翔太郎「みんなにかき集めてもらいたい情報は2つだ、

1つはもちろん宙に舞う右腕の噂、

もう1つは… そのドーパントは

すでに何人かの人間の腕を買っているはずだ、

その中に伝一郎さんのように、

悩んで人前に出れなくなった人、

あるいは満足してそれを明かさずに生きている人もいるだろう」



ウォ「なーるほどね、

腕の欠損を隠してるんじゃないか、

っていう人間を探すわけか」



翔太郎「中には本当に

事故や病気で腕をなくした障害者の人たちもいる、

まともなやり方では難しい、かなりデリケートな調査になる」



エリザベス「だからこそ、逆に私たち向きって事よね」



クイーン「まず、噂レベルの情報を集めてぇ…

明らかに怪しそうな人物を絞り込む」



翔太郎「さすがみんな、話が早ぇ… で、ときめ、

俺たちはこっちだ、伝一郎さんの日常を聞き取った、

身を投げるのを止められてから

肉体の売買を持ち掛けるまでの流れは、

どうも偶然にしては出来すぎてる気がするんだ」



ときめ「そうか、犯人はどこかで依頼人の腕を

品定めしてから機会を待ってたかも、って事だね、

だから生活の中の他人との接点を調査していく…」



翔太郎「…慣れてきたなぁ、お前も」


クイーン「っ！」






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