風都探偵4

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フィリップSide




ときめ「翔太郎… すごい…」


フィリップ「あれがジョーカーの力さ」


ときめ「フィリップ…」



フィリップ「ジョーカーは人間の感情のエネルギーで

性能の上限を超えるメモリなんだ、

東城に対する怒りからか、

一目見て翔太郎のジョーカーメモリには、

普段以上のパワーがみなぎっているのがわかった、

エクストリームは僕と翔太郎の完全な調和が必要になる、

こういう時になるのは危険だ、

だから今回は彼の抑え役に回った、

ファングジョーカーの時に

翔太郎が僕の暴走を制御してくれるように…」



ときめ「…そうだったんだ」



フィリップ「きっとスタッグマキシマムが

敵の罠を突破できたのも、ジョーカーメモリの力が、

限界地まで上がっていたせいだろう」




パリンッ！




パズルメモリが割れると

イニシャルが書かれた箱が消え中から光の玉が飛んでいき




1つが菅生伝一郎の右手に収まり…

彼が手袋を取ると…




菅生「あぁっ！ 僕のっ… 右手が！」



亜希子「戻ったぁ！ これできっと

他の腕を取られた人たちも元に戻るね！」




それで今回の事件は終わりかな…




フィリップ「…ときめ」


ときめ「…？」



フィリップ「無傷の僕などよりも

翔太郎を支えた方がいいんじゃないかと、思うんだが」




僕がそう言った瞬間

翔太郎の身体が力尽きたように倒れかけ




バッ！




ときめは急いで駆け寄って

翔太郎の身体をキャッチして支えた




亜希子「早い！ 上手い！ うーん、

ときめちゃんが慣れてきたのは嬉しいけど、

元キャッチマスターとしての私の立場が…」




さて、翔太郎の事はときめに任せて僕は…




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