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翔太郎「くっ… やめろ! 伝一郎さんは関係ない!
この人だけでも出してやれ!」
ド「関係ないはずないだろう、
俺の事を探偵にバラしたんだぜ、
金をもらったにもかかわらずだ」
菅生「お金は… 使ってない!
全部返すから、僕の腕を返してくれっ!」
ド「ハァン… そこがさ… ダメなんだよ、お前」
菅生「っ!」
ド「こんなに精密な腕を持ってたって、
お前がヒット作を描く事なんか一生あり得ない、
気持ちを切り替えて、新しい金に飛びつく…
そんなシンプルな判断も出来ないようだから、
お前はクズなんだ、頭が固いんだよ」
伝一郎さんは力が抜けたように座り込み…
ド「お前のこの手はお気に入りだ、
この地下室にびっちりとパーツを敷き詰めたのも、
表面のビジュアルを加工して壁に見せかけたのもこいつの力だ、
向いてもいない駄作漫画を量産するより、
俺が戦いに使った方がよっぽど役に立つ!
フッ… ハハハハハッ!…」
こいつっ…!
翔太郎「おい、東城…
アスファルトの地面とキスした事… あるか?」
ド「あん? 何の事だ? …っ!」
翔太郎「向いてねぇ奴が挑戦し続ける事の何がおかしいんだ…
侮辱するのも大概にしろ!」
菅生「っ…」
翔太郎「俺が… お前がバカにする凡人探偵が!
必ず教えてやる! 這いつくばった地面の味をな!」
ド「…無理な話さ、死んだら報復も出来ない、
すぐに相方も後を追わせてやるよ、
2人いなけりゃ仮面ライダーにも慣れないんだろ?
バイバイ! 潰れちまいな」
そういい捨てて奴は奏さんと壁をすり抜けっ…
バンッ!
掴みかかったが遅かった…
菅生「うわっ! た、探偵さん!」
翔太郎「っ!」
ダメだ! このままじゃ…!
死なせねぇ! 伝一郎さんを!
〜〜〜〜〜〜〜
『僕はただ漫画を描く事が好きだったんだって…!
手がなくなるまで自分で気づかなかった!』
〜〜〜〜〜〜〜
やっと… 自分の道に気づいた、この人を!
こんなところで死なせるわけにはいかねぇんだよぉぉっ!
翔太郎「ぐっ… あぁぁぁぁ!…」
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nanami(プロフ) - カオスカラミティさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません(>_<) コメントありがとうございます。そしてお久しぶりです(^^) 次回はいよいよアニメで放送された最終話です! ときめさんの謎が深まる中 七海ちゃんの謎も増えていきますので、楽しんでいただけたら幸いです(*^^*) (2月18日 23時) (レス) id: d799bb8973 (このIDを非表示/違反報告)
カオスカラミティ(プロフ) - 更新お疲れ様です(^^)。遂にときめのメモリの名前が判明しましたね。それにしても、七海だけに聞こえてくるあの声は何なんですかね?次も楽しみにしています(^^) (2月12日 8時) (レス) @page40 id: bd1532cab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanami | 作成日時:2024年1月15日 0時