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W10 ページ10






フィリップ「それにしても奇妙な風習だ、

だって女性側は、みんな会った事もない男性の

奪い合いをする為に単身で

泊まり込みに来ているんだろう?」



翔太郎「どう考えたって逆に

資産目当ての悪女しか集まらねぇように思うんだがなぁ、

そん中から選んだところで、

いい人が見つかるとは思えねぇよ」



フィリップ「…翔太郎、君は鏡野空也の言葉を忘れているよ、

彼は“4人の中からいい人を選ぶ”とは言っていない」




〜〜〜〜〜




『俺はこの中から一番自分に合った

妖怪を選ぶ、そういう宴さ』




〜〜〜〜〜




翔太郎「なんかっ… 闇が深ぇな…」


七海「村の風習って怖い…」



フィリップ「偶然だが、

怪事件の一端に巻き込まれたのかもしれない…

僕たちは… ん?」



翔太郎「どうした?」




フィリップは鍋の中からキノコを摘まみ上げ…




フィリップ「カバイロツルタケだ…」


翔太郎「え?」



七海「そういえば、生で食べると中毒を起こすけど、

汁物の出汁にするといい味が出るって、

本棚の本に書いてあったから、

どう料理しようか考えてたんだ」



翔太郎「そりゃそうか、

この辺に生えてんだもんなぁ、

よかったじゃねぇか、味までわかって」



フィリップ「急に興味なくなったね、

生命の危険まで冒して手に入れたのに…」



七海「別の料理考えておくね」


フィリップ「あぁ、楽しみにしている」


2人「ハハハッ!」


七海「フフッ!」




ガチャッ…




?「おや?」




「「「っ?」」」




?「あなたたちですか、

吹雪にあって迷い込んだ方々というのは、

初めまして、金森と言います」



翔太郎「あぁ、あんたがキクさんの知り合いの…

もっと年配の人を想像してたよ」



金森「木枯坂付近で古美術商をしてまして、

キクさんはお得意さんなんです、

今回、この土地に伝わる奇妙な婚礼をするというので、

相談役に招かれたのはいいんですか、

この雪でしょう? まいりました、

まぁ… “運命”ですかね、これも」




〜〜〜〜〜




金森?Side




金森「いやぁ… 恐ろしい恐ろしい…

ガイアメモリおに関わる者同士は惹かれ合う

とはよく言うが…

まさかこんな場所で仮面ライダーの

2人に出会えるとはねぇ… それに…」




〜〜〜〜〜




七海『…』




〜〜〜〜〜




金森「彼女にまで会えるとは…

刺激的な夜になりそうだよ… 今夜は…」





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らんらん(プロフ) - 仮面ライダーWの方からずっと見させていただきました!とっても面白くて。それに本編のストーリーに夢主を入れ込ませるのがすごく上手でとっても尊敬します!ゆっくりでいいので更新楽しみにしています (12月30日 16時) (レス) @page43 id: 266036294d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nanami | 作成日時:2023年6月18日 3時

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