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男「フッ！ ハハハハッ！
君、名前は？ 仕事は何してるの？」
翔太郎「俺は左 翔太郎、
こいつは相棒のフィリップ、
そして相棒の妹の七海、私立探偵だ」
男「それでか！ 驚いたよ大した直感だ！
君の答えはほぼ正解みたいなもんだっ！」
翔太郎「なんだってぇ？」
老婆「その通り、これは嫁入りなんじゃ、
この男の嫁候補から1人を選ぶ為のね、
彼女ら4人がその狐たちだよ」
男「俺はこの中から一番自分に合った
妖怪を選ぶ、そういう宴さ」
男は仮面を取り…
男「俺は鏡野空也、この鏡野邸の主人だ」
翔太郎「えっ！ その仮面取っちゃっていいわけ？」
空也「ま、屋敷の側は最初から顔が割れてるからな、
表情を読まれないための用心みたいなものだ」
カポッ
老婆「私が説明しようかね」
空也「鏡野キク、俺の祖母だ」
キクさんの話はにわかには信じがたい、
この村落に伝わる婚姻の奇習についてだった…
この錐通村はかつては金鉱があり、
温泉も豊富で風都の中でも人気の観光地だった…
今ではすっかり人も遠ざかり、廃村も同然の有様となったが
かつてこの村の王族にも等しかった鏡野家だけは
現在でも屋敷に膨大な資産を残しているらしい…
黄金の加工品、数々の美術品など…
空也「俺はその末裔、資産を切り売りして、
毎日遊び暮らしてるだけの自堕落な人間さ」
キク「それだけの財力を持つ家柄じゃ、
当然、昔から取り入ってくる女も多かった、
そこで女性の外見に惑わされず、
内面だけで花嫁を決める為に
土地の魔除けの仮面を付けて当主にお目通りさせる、
という風習が生まれたのじゃよ」
和服女「そそ、あたしらみぃんな、
ご当主さんの花嫁候補いうわけや」
黒ドレス女「今日は2日目、
全部で4日間の間に4人の候補が
ずっと屋敷にこもってアピールするのよ」
チャイナ女「ルールは簡単、
その4日間の間に1番当主様の心をとらえた女の勝ち…
ただし、1度でも素顔や名前を他人に知られたら、
そこで、失格」
白ドレス女「っ！」
そうか… それであの白い服の女性は…
仮面の下の素顔を見られた事を
言わないでくれと頼んだのか…
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らんらん(プロフ) - 仮面ライダーWの方からずっと見させていただきました！とっても面白くて。それに本編のストーリーに夢主を入れ込ませるのがすごく上手でとっても尊敬します！ゆっくりでいいので更新楽しみにしています (12月30日 16時) (
レス) @page43 id: 266036294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nanami | 作成日時：2023年6月18日 3時
