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やがて大きなドアの前まで来て…




ガチャ…




彼女に続いて部屋の中に入ると…




「「「っ?!」」」




中にいる人間は全員怪しげな仮面を付けていて…

俺たちを案内した彼女も仮面を付けていた…




それは… 吹雪に惑わされたのちに見た…

怪しい幻覚の世界のようにしか思えなかった…




正面には豪華な椅子に座った男…

その斜め右には少し高い位置に座った老婆…

その横に執事らしき男…

そして彼女を含めた4人の女…




男「やぁ、はじめまして、俺がこの屋敷の主人だ、

キノコ狩りをしててこの猛吹雪にあったって?

なかなかいない不運の持ち主だねぇ」



老婆「こんな時に遭難者が来るとはのぉ」



男「人が凍死するのを

ほっとくわけにもいかないよ、おばば、

幸いうちは屋敷だけはデカい、

雪が落ち着くまで

泊まってってもらっても全然かまわんが…」



翔太郎「そ、そりゃどうも…」


男「ただ許すのもつまらんよな、クイズを出そう」


翔太郎「えっ…」




男は隣に立った彼女たちを抱き寄せ…




男「どう見てもこの屋敷の連中、おかしいだろう?

なんで全員気味悪い仮面をかぶっているのか、

さっきから気になって仕方がないんじゃないのかい?

さぁ問題だ、俺たちはここで何をしていると思うね?」



フィリップ「クイズ、だって?」



男「そうとも、今俺たちは何をしているのか?

外れたらまた外に放り出されるかもしれないぞ?」



フィリップ「…相当風変わりな趣味を持つ

富豪が美女をはべらせて仮面舞踏会を開いている…

以外の答えが浮かばないね、僕には…」



男「はははっ、まぁそう思うよねぇ」



七海「でもっ… それにしてはっ…

女の人がつけてる仮面が不気味すぎるっ…

ただの仮面舞踏会には思えない…」



翔太郎「あぁ… 美女とお楽しみが目的の宴に思えない…

そこにただの悪趣味じゃない、

何か意味があるような気がする…

さらにだ、ご主人が楽しむだけの宴なら、

そこのおばあさんは邪魔だろ?

なのに逆に金屏風みたいのを背負っている、一番偉そうだ、

従って、俺には娯楽のための宴会には思えない」



男「うむ… では君の答えは?」



翔太郎「正直… 妖怪に化かされる、

ってのが1番近いんだけどな…

狐の嫁入りみたいな光景だ」





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らんらん(プロフ) - 仮面ライダーWの方からずっと見させていただきました!とっても面白くて。それに本編のストーリーに夢主を入れ込ませるのがすごく上手でとっても尊敬します!ゆっくりでいいので更新楽しみにしています (12月30日 16時) (レス) @page43 id: 266036294d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nanami | 作成日時:2023年6月18日 3時

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