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W38 ページ38






亜希子「でもさ、だからって何も知らないまま

メモリを奪ったり、殺し合ったりするのかな?」



フィリップ「ハイドープと呼ばれる

能力者には特殊な力がある、

長年キクさんが使ったアルコールメモリ自体に

そういう“邪念”のような物がこもっていたのかもしれないね、

邪魔者はすべてメモリで消して、

鏡野家の当主の為に命をかけろと…」



環奈「…実際、落ちていたメモリを見ただけで、

そういう気持ちが湧きました…」



くるみ「私もっ… そうだった…」



翔太郎「そもそもあの村の仮面夜会自体が

昔からそういうものだったんだろうな、

化かし合いに勝ち抜いた最強の悪女が残り、

それこそ鏡野家を支えるにふさわしい嫁って事になる」



空也「っ…」



翔太郎「あとは話した通りだ、キクさんは最初に、

環奈さんの部屋にメモリを置いておくだけでよかった、

花嫁候補たちはメモリに出会うと我を忘れ、

変身し殺し合う、その中で適性に合わない2人は死んだ…」



ときめ「っ… 怖いね…」




「「「っ…」」」




翔太郎「あぁ、そういえば環奈さん、

君だけは他の子たちと違って真面目で、

あまり欲深いタイプには見えなかったけど、

なんでこんな不思議な嫁選びに参加したんだい?」



環奈「…私、ずっと仕事一筋で…

気が付いたら趣味もなんにもなく

いい歳になっちゃってて…

1度だけでも大胆な事をして、

何か違った自分を見つけたかったんです…

よりによって最悪なカードを引いちゃいましたけど…」



翔太郎「そっか…」




違った自分… か…




環奈「ありがとうございました、

命を救っていただいて」



翔太郎「お、おう、例には及ばねぇ、これが仕事だ」


環奈「えっ?」



翔太郎「君は俺に“助けてください”と依頼した、

俺はそれを守った、探偵なんでね、それだけだよ」



ときめ「また… キザな事言って…」


亜希子「そうそう! 探偵の仕事なら料金もらえっつーの!」


翔太郎「あーすまんすまん」


七海「でも、それが翔ちゃんだよね」


フィリップ「そうだね」





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らんらん(プロフ) - 仮面ライダーWの方からずっと見させていただきました!とっても面白くて。それに本編のストーリーに夢主を入れ込ませるのがすごく上手でとっても尊敬します!ゆっくりでいいので更新楽しみにしています (12月30日 16時) (レス) @page43 id: 266036294d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nanami | 作成日時:2023年6月18日 3時

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