W20 ページ20
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とりあえず夜が明けるまで
自分たちの部屋から出ないように伝え
広間から出たら…
〜♪
フィリップ「あぁ、やっと繋がったね」
翔太郎「うぇっ? 電話っ? 通じたのかよっ!」
七海「シーッ」
翔太郎「あぁ…」
フィリップ「逐一送っておいた情報を見てもらえばわかるが、
かなり危険な事件だ、純度100%のガイアメモリ犯罪だよ、
出来れば警察ではなく、“君個人”として来てほしい」
?『…わかった』
フィリップ「…援軍が来る」
翔太郎「照井たちに連絡できたんだな!
どうやったんだ?!」
フィリップ「それは後で説明しよう、それより翔太郎、
僕は事件の概要をおぼろげにつかめた気がする」
七海「犯人わかったの?」
フィリップ「でも、かなり大胆な仮説でね、自信がない、
だから君の意見を聞いてから判断したいんだ、
君は… 誰が犯人だと思う…?」
翔太郎「犯人は誰、か… 正直まだ絞れねぇな、
殺されるまでは有藤蛍が怪しいと思ってたぜ、
財前暦とももめていたし、1番気性の荒そうな子だったからな」
フィリップ「僕も正直そう思っていた…」
翔太郎「たださ… お前にはまた
“ハーフボイルド”って笑われそうだが、
犯人だと思えねぇ人間だけは1人いるんだ…」
七海「久保倉環奈さんだね」
翔太郎「フッ、七海でもお見通しか、
でもな、もし最初から彼女が仕組んだ事なら、
俺たちを吹雪から助ける必要はなかったと思わねぇか」
フィリップ「確かに」
翔太郎「彼女には人は見捨てられないし殺せない、
そう思える、それに俺に言ったあの言葉…」
〜〜〜〜〜
『助けてくださいっ! 探偵さんっ!』
〜〜〜〜〜
翔太郎「必死の頼みに見えた…
うちの事務所のドアを叩く多くの依頼人たちのようにな…」
2人「フフッ!」
翔太郎「ちぇっ、2人揃って笑いやがって」
七海「違うよ、そうじゃない」
フィリップ「嬉しかったのさ、予想通り、
君は僕よりもはるかに相手の本質を見抜く力に長ける、
久保倉環奈の人柄が見抜けてれば、
僕の推論の道筋が通る、最後のピースがハマるんだ、
これで自分の仮説に自信が持てた、
次の犠牲者は何とか出さずに済むと思う」
七海「ホント?」
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らんらん(プロフ) - 仮面ライダーWの方からずっと見させていただきました!とっても面白くて。それに本編のストーリーに夢主を入れ込ませるのがすごく上手でとっても尊敬します!ゆっくりでいいので更新楽しみにしています (12月30日 16時) (レス) @page43 id: 266036294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanami | 作成日時:2023年6月18日 3時