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フィリップ「怪しいなぁ彼女…
君に声を掛けられるまでは意識が朦朧としているかのようだった」
七海「様子がおかしかったよね」
翔太郎「だがよ、実際のところ、
花嫁候補の誰かがライバル殺してる、
なんてことがあり得るのか?」
フィリップ「…」
七海「いくら空也さんがお金持ちだからって、
殺人を犯すメリットなんて…」
?「メリットならいくらでもあるわよ」
っ…
フィリップ「有藤蛍…」
蛍「鏡野空也は半端なお金持ちじゃねいわ、
たとえばこの廊下にかかっている絵画の中に、
億単位の価格を下回る物は1枚もないわ」
翔太郎「ゲッ!」
こんな気持ち悪りぃ絵がっ…?
フィリップ「なるほど、これを金森大介のような
古美術商に少し売っただけで数年は贅沢に暮らせる…」
蛍「そういう事、だから私も手段は選ばない…
勝ってみせるわよ、自分の中の魔性のすべてをさらして」
そういうと有藤敬は仮面の奥に
不敵な笑みを浮かべてこの場を去った…
七海「やっぱりお金目当ての結婚…」
フィリップ「翔太郎… 君がいてくれてよかった…
あまりにも異常な人間の感情が渦巻いていて、
僕の苦手なタイプの事件だ… とても混乱している…」
七海「フィリ兄…」
フィリップ「君の人間力と直観力に頼る以外にない…」
翔太郎「…そりゃこっちの台詞だ、
今回のドーパントは得体が知れなさすぎる、
お前の頭脳と冷静な目が今こそ必要だ、
どうやら… 今回は久々に俺たちが、
“身も心も1つに”ならなきゃいけないみたいだぜ」
フィリップ「…なな、僕から離れないように」
七海「わかった…」
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らんらん(プロフ) - 仮面ライダーWの方からずっと見させていただきました!とっても面白くて。それに本編のストーリーに夢主を入れ込ませるのがすごく上手でとっても尊敬します!ゆっくりでいいので更新楽しみにしています (12月30日 16時) (レス) @page43 id: 266036294d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nanami | 作成日時:2023年6月18日 3時