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七海Side




七海「んっ…」




息苦しい感じで目が覚めて…




壁を向いて寝ていたから…

体を起こして部屋の方を見たら…




七海「っ?!」




ゴゴゴゴ…




フィリップ「…」


ときめ「…」




なぜか2人が睨みあっていた…




七海「ど、どうしたのっ…?」



フィリップ「なんでもない…

気にしなくていいよ… なな…」



ときめ「ただ話してるだけだから…」




とてもそんな風に見えないけど…




ガチャッ




翔太郎「なっ!」


ときめ「言いたい事があるならハッキリ言いなよ」


フィリップ「言う必要がないから言ってないだけさ」


翔太郎「お前ら何で喧嘩してんだよ!」


フィリップ「喧嘩ではない、ただの口論だ」


ときめ「そうだね、まだ手も足も出してないし」



翔太郎「それを喧嘩って言うんですぅ!

とりあえず、話があるからちょっと来てくれ相棒」



フィリップ「…」




フィリ兄は黙って机に置いていた

道具を持って翔ちゃんとガレージに行き…




事務所には私とときめさん2人に…




七海「あのっ… 何があったんですか…?」


ときめ「別に、話が合わなかっただけよ」


七海「あぁ… そうなんですか…」


ときめ「私、あの子と合う気しない」


七海「…すみません」


ときめ「え?」



七海「フィリ兄… 悪気はないんですっ…

ただ興味を持った事に一直線で…」



ときめ「だからって…」


七海「…同じなんです」


ときめ「え?」



七海「私もお兄ちゃんも…

ここに来た時は記憶がなかったんです…

私は鳴海さんにそのままでいいと言われて…

まだ幼かった事もあって気にしませんでしたが…

お兄ちゃんは怖かったと思います…

なんでもわかる頭脳を持っていながら…

唯一自分の過去を知る事ができなかったから…」



ときめ「あなたたち… 本当に兄妹なの…?」


七海「え… はい…」


ときめ「にしては似てないわね」


七海「えっ?」



ときめ「七海ちゃんの方がしっかりしてるし…

性格だって真逆… とても兄妹には見えないわ…」



七海「そう… ですか…?」




兄妹には見えない… か…





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作者名:nanami | 作成日時:2023年4月24日 0時

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