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〜〜〜〜〜
フィリップ『なながときめに…?』
亜希子『今フィリップ君が作ってるのって、
ときめちゃんのスタッグフォンでしょ?
それでちょっと妬いたんだって、
ときめちゃんはリボルギャリーを
動かせるようになるけど自分は動かせないから
フィリップ君たちの手助けが出来ないって』
フィリップ『それで… なんで僕を避けるんだ…?』
亜希子『気づかれたくなかったんだって、
そんな事でときめちゃんに嫉妬してる自分を、
それにフィリップ君のそばに行くと、
作業の邪魔になっちゃうからって』
フィリップ『そうだったのか…』
〜〜〜〜〜
七海「亜希子さん!」
亜希子「あはは…」
フィリップ「そしてそんな ななを勘違いして、
僕はまたときめに嫉妬を重ねた…
いつもそばにいる妹を取られたってね…」
七海「っ…///」
フィリップ「ときめのスタッグフォンは完成した、
これからはまた、僕のそばにいてくれるかい? なな」
七海「う、うん…////」
フィリップ「…なぜ赤くなるんだ?」
七海「ひ、秘密!////」
フィリップ「ん〜 検索してみようか」
七海「しなくていい!////」
ときめ「…フフッ! 七海ちゃん、
この間の言葉は撤回するわ」
七海「えっ?」
ときめ「あなたたち… やっぱり兄妹ね」
七海「ぁ… はい!」
フィリップ「えっ? 何を言われたんだ?」
ときめ「内緒よ、ね?」
七海「はい」
フィリップ「気になる… 教えてくれ」
七海「内緒だって!」
あいつらも…
仲直りできたみたいだな…
まったく… 今回の事件、
俺は終始いいところがなかった…
大けがはするし… 途中で倒れちまうし…
心配してたフィリップとときめの喧嘩も、
あいつら自身が解決しちまった…
だが… 結果オーライとしよう…
多少痛い目にはあったが…
みんなそれなりに欲しがっていたものは
手に入ったようだからな…
ときめ「ねぇフィリップ君、
その七海ちゃんの蝶々、左の触覚は何なの?」
フィリップ「あぁ左はね、押してごらん」
七海「押す?」
言われるまま七海が左の触覚を押すと…
シャキンッ
亜希子「おぉ〜! ナイフが出てきた!」
フィリップ「ドーパント用だ、
護身用に持っておくといい」
七海「ありがとう」
フィリップ「…」
フィリップのあの顔…
何か引っかかる事でもあるのか…?
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作者名:nanami | 作成日時:2023年4月24日 0時