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ヒラ… ヒラ…
ときめ「これって…」
七海「羽…?」
フィリップ「そう、これが相手の動きを鈍らせる正体さ」
ときめ「大きな羽以外にも小さな羽があんなにっ」
七海「そっか… 高速で動かして振動が…」
フィリップ「あぁ、昆虫の中には、
高速振動すると羽が見えなくなるものがいる…
この見えざる全身の小羽根が戦闘時に生え、
一斉に振動する…
それによって発生した特殊なバイブレーションが、
自分の周囲の物にプレッシャーを与え、
動きを鈍らせていたんだ」
ド「うぅ…」
翔太郎『フィリップ、やっぱスゲェなお前は』
フィリップ「そうでもない… 嫉妬深い普通の人間さ…」
翔太郎『ん?』
フィリップ「さて、ダーティーゲーマーの
小狡い裏技も、これでネタが尽きたようだねぇ…」
W『さぁ… お前の罪を… 数えろ!』
ド「だ、誰がぁ!」
ファング! マキシマムドライブ!
フィリップ「ハァッ!」
ド「ハァーッ!」
ダダダダッ!…
W『ファングストライザー!』
ド「アァーッ!」
W『ハァーッ!』
ガンッ!
ド「チクショーッ!」
ドォン!
マーダー「ま… まだだ…
まだ俺のゲームはっ… まだっ…」
パリンッ!
マーダー「っ!」
終わったね…
変身を解除しすぐに照井竜に連絡を入れ
フィリップ「こっちはケリが付いたよ…
そっちは片付いたかい? 照井竜」
照井『片付いたか… だと…?
フィリップ、俺につまらん質問をするな…』
フィリップ「それもそうだ… ありがとう…」
電話を切ったら
亜希子「おぉ〜い!」
あきちゃんが救急セットと毛布を持って駆け付け
森口もな子とときめに毛布を掛けて
カバンに入れていたのか温かいお茶を渡した
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作者名:nanami | 作成日時:2023年4月24日 0時