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七海Side
ガサガサ…
七海「ん？」
翔太郎「どうした？」
七海「なんか音しない？」
翔太郎「音？ あぁ言われてみれば…
…てか大きくなってないか？」
七海「何かあるのかな？」
なんて思いながらドアの方を見て…
…いや
七海「上から…？」
近づいてくる音で上の通気口を見上げたら…
ガサガサ！…
七海「キャー！！！」
翔太郎「ぅおー！！！」
虫の大群が入って来た
翔太郎「なんだこりゃぁ！」
キュー！
すぐにメルがバリアを張ったけどっ
翔太郎「あの野郎っ…
このままじゃもな子ちゃんがっ」
七海「でも翔ちゃんは動けないしっ…
メルのバリアもいつまで持つか」
キューッ…
バンッ！
七海「っ！ 照井さんっ！」
翔太郎「照井！」
照井「無事か？！ 七海！」
七海「はい、メルのおかげで」
翔太郎「ぃや俺の心配はねぇのかよっ！」
バンッバンッ！
照井「一緒に来い、
左1人ならメモリガジェットで十分だ、
七海もここに居れば隙が生まれてしまう」
翔太郎「そうだな… 七海、行け」
七海「…わかった、無理しないでね」
翔太郎「おぅ」
スタッグ！ バッド！ スパイダー！
キュー…
照井「メルは左を頼む…
代わりに七海は絶対に守る…」
…キュー！
照井「行くぞ」
七海「はい」
照井さんに連れられて
フィリ兄と亜希子さんがいる屋上に向かった
お兄ちゃんっ… 無事でいてっ…
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作者名：nanami | 作成日時：2023年4月24日 0時
