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フィリップ「そうか… そういう事だったのか…」
亜希子「ん?」
フィリップ「ありがとう、理解した」
亜希子「う… うん! フフッ!
でも翔太郎君もまだまだだねぇ〜」
フィリップ「え?」
亜希子「七海ちゃん、最近フィリップ君といないでしょ?」
フィリップ「あぁ… 体調は良くなったはずなんだがね…」
亜希子「七海ちゃんってば、可愛いんだよ?」
フィリップ「…ななが可愛いのは当たり前だろう?」
亜希子「ん… そうなんだけどね…
七海ちゃんも、フィリップ君と同じだったんだよ?」
フィリップ「ななが?」
あきちゃんからななの事を聞き…
フィリップ「そうだったのか…」
亜希子「ね? 翔太郎君もまだまだでしょ?」
フィリップ「…いや、さすが翔太郎だよ」
亜希子「え?」
フィリップ「確かに僕は勘違いをして、
ときめにジェラシーを抱いていた…
さすが僕の相棒だ… これでスッキリした」
亜希子「フフッ! じゃぁスッキリしたところで、
トンボのお化けの秘密も、パパッと見つけちゃお!
…って言っても、地球の本棚の本を読めるのは、
フィリップ君と七海ちゃんだけだから、
手伝ってあげたりできないけどね〜
私たちには見えないもんなぁ〜」
フィリップ「“見えない”…」
〜〜〜〜〜〜
亜希子『ねぇ、気になってたんだけど、
何も書いてない本読んで、何してるの?』
フィリップ『これは地球の本棚から取ってきた本だ、
まぁ… 中身だけだけどね…
そしてこの中身が見れるのは、
地球の本棚に入れる人間… つまり僕とななだけさ…』
〜〜〜〜〜
ビィー!…
〜〜〜〜〜
フィリップ「それだ!」
亜希子「へっ?!」
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作者名:nanami | 作成日時:2023年4月24日 0時