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翔太郎Side
翔太郎「んっ…」
七海「翔ちゃん、大丈夫?」
キュー
翔太郎「どこだ…? ここ…」
ときめ「マックスソフトの仮眠室だよ、
もう、全然回復してないくせに無茶して来るから…」
翔太郎「気が付いたらここに来てたんだよ、
ほっとけなくてさ、もな子ちゃんも、お前たちも」
ときめ「ホント… お人好しだね…」
翔太郎「ぅるせー」
ときめ「でも、おかげで決めた、看病はここまで、
私が、翔太郎の代わりに彼女を絶対に守る、
私はあんたの… 探偵助手だから…」
翔太郎「おう、行ってこい、
ときめ、もな子ちゃんだけでなく、
周囲にも気を配れ、先回りしないと後手に回るぜ」
ときめ「わかった」
ガチャッ
翔太郎「…結構いい目しがやって、
案外この仕事に向いてたりすんのかもな… あいつ…」
七海「翔ちゃんに似てるね」
翔太郎「そうか?」
七海「依頼人に為に後先考えず突っ走る感じ…
ときめさんは… いい探偵になるよ…」
翔太郎「それ、俺がいい探偵だって言ってるのか?」
七海「え? そうだけど…」
翔太郎「っ! たっく… お前は…」
七海「ん?」
ガチャッ
亜希子「七海ちゃん、翔太郎君の具合は?」
七海「おとなしく寝ているので大丈夫ですよ」
翔太郎「メルのおかげで少しは楽だよ」
キュー
亜希子「そっか〜 私が代わるからさ、
七海ちゃんはフィリップ君の所に行きなよ」
七海「あぁ… いえ… 私はこのまま…」
亜希子「ん?」
翔太郎「…フッ、ときめか?」
七海「えっ…」
翔太郎「俺がわからないとでも思ったか?」
キュー?
亜希子「どういう事?」
翔太郎「ときめが来てから、
お前はフィリップを避けるようになった…
ときめじゃなくフィリップを…」
七海「…」
翔太郎「その理由は、
フィリップが今してる事だろう?」
七海「…お兄ちゃんは気付いてるの?」
翔太郎「気づいてないだろう、
気づいてないからこそ、
フィリップはときめと衝突してしまうんだ」
七海「えっ…」
翔太郎「やっぱりお前ら兄妹だな」
七海「…」
亜希子「ねぇ話が見えないんだけど」
七海「わかっているんですけど…」
亜希子「ん?」
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作者名:nanami | 作成日時:2023年4月24日 0時