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フィリップSide




七海「スゥー…」


フィリップ「…」




〜〜〜〜〜




『少しクラッとしただけです…』




〜〜〜〜〜




あれからななは体調を崩さなくなった…

やはりロードドーパントの空間変異を感知していたのか…




だが本来ななのメモリである

クイーンメモリはメルが壊している…




ときめのようにメモリを通して感知したわけじゃない…

他に感知する方法があるのか…?




〜〜〜〜〜




『来人… 私の体をあなたにあげる…

2人で園咲の使命を果たすのよ…』




〜〜〜〜〜




僕は姉さんから体をもらった…




僕なしで地球の本棚に入れるようになったなら…

ななは姉さんから力をもらった…




クレイドールメモリと一体化した力を…




まさか… それで感知できた…?

ななの中にはクレイドールメモリの力があるのか…?

なんて考えながら作業をしていたら…




ガチャ…




カシャカシャッ




ときめか…




ときめ「おはよう…」


フィリップ「やぁ、おはよう」


ときめ「七海ちゃん… まだ寝ているのね…」


フィリップ「あぁ… 疲れているのかまだ眠いらしい…」


ときめ「そう… 翔太郎と所長さんは?」



フィリップ「彼の探偵助手に始めたのに、

連絡をもらってないのかい?」



ときめ「…まだ連絡の道具がない」


フィリップ「納得の理由だ」



ときめ「ねぇ、もしかして私、

フィリップには歓迎されてない?」



フィリップ「そんなことはない、

君の閉ざされた過去には興味を禁じ得ない、

ゾクゾクするよ、 …っ!」




いけないっ… 今の言い方はっ…




〜〜〜〜〜




翔太郎『だからいつも言ってんだろう!

そういう上から目線のマッドサイエンティスト

みたいな言い回しはやめろってよ!』




〜〜〜〜〜




フィリップ「あぁ… 今の言葉は…」


ときめ「私は、あんたの実験動物か何か?」


フィリップ「…遅かった」




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作者名:nanami | 作成日時:2023年4月24日 0時

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