風都探偵1

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ときめ「まずあんたの家を教えてよ、翔太郎」


翔太郎「え？！ 家って自宅？！ 今？！ 来んの？！」


お、おい相棒… 何とか言ってやってくれ」


フィリップ「ずっと考えていたんだがね翔太郎…」


翔太郎「何だ？ なんかうまく逃げられる方法でも？」



フィリップ「あきちゃんのさっきの言葉、

おそらく“産休”と“サンキュー”をかけた

ダジャレではないかと思うんだ！

関西人らしくて興味深い！」



翔太郎「そっちかよっ！

何しょうもない事に脳細胞使ってんだお前はっ！」




って事で仕方なくときめを家に連れて帰ったが…




ときめ「へぇ、男の1人暮らしのわりには綺麗だね」



翔太郎「まぁ… 事件 事件で

ほとんど家には帰らねーからな…」



ときめ「ちょっと狭いけど」



翔太郎「いいんだよ、

男が1人で生きていくならこれくらいで…

って、なんで俺のベッドで寝てんだ？！」



ときめ「何でって？」



翔太郎「えっ？ まさか住む気？

ベッド1個しかねぇぞ？」




するとときめはスペースを開け…




ときめ「一緒に寝ればいい」


翔太郎「で、出来るかぁ〜！」



ときめ「…翔太郎が嫌なら外で暮らすよ、

この街にはベッドも風呂もある」



翔太郎「お前の“ベッド”って

ハナミズキの樹で、風呂は“噴水”だろう！

年頃の女がもうあんな暮らしするな！」



ときめ「じゃぁどうすんの？」




っという事で…




ガチャッ




フィリップ「どうしたんだい？ 翔太郎」



翔太郎「魔女にベッドを乗っ取られた…

当分、事務所で寝る」



亜希子「一緒に寝ればいいじゃん」


翔太郎「あいつとおんなじ事言うな！」


フィリップ「なら、僕はななと一緒に寝るよ」


翔太郎「お前らもそろそろ危ないぞ…」




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