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W36 ページ36






魔女「テルイ…?」



亜希子「あー、お父さんから継いだ事務所が

通り名なんで、旧姓名乗ってるんでぇ…

私、戸籍上は照井亜希子でーす!」



照井「坪崎忠太だな、

ガイアメモリ不法所持容疑で話を聞きたい、

署まで来てもらおうか、刃野刑事、真倉刑事」



2人「はいっ」


亜希子「りゅ、竜くん… スルー…?」




忠太さんは刃さんたちに連れていかれ…




フィリップ「トードストール… 毒キノコか…

魔女よりもよほど恐ろしい姿になりそうなメモリだね」



翔太郎「助かったぜ、照井」


照井「左、フィリップ、彼女はもういいか?」


翔太郎「あ、あぁ… そうだな…」


フィリップ「ときめの破損したメモリは僕が解析する」


照井「任せる、さぁ行こうか」




照井がときめを連れて行こうとしたが、

ときめが照井に断って俺のところに来て…



魔女「私も罪を数えた方がいい?」


翔太郎「もちろんさ、追い剥ぎは立派な犯罪だ」



魔女「そうだよね、でも… なぜかあの黒い街を

離れちゃいけない気がずっとしてて…」



翔太郎「そうか… でもよ、

やったのは追い剥ぎだけじゃなかったはずだろう?」



ときめ「ぇ…」



翔太郎「ハナミズキの樹の下で

女学生が魔女に襲われそうになったという話、

あれだって… ロードが迫ってる事を知って、

女の子たちを逃がしたんだろう?

お前にそういう一面があるって事も、俺は忘れてないぜ…」



魔女「…やっぱり甘いね、

半熟の卵… ハーフボイルドは…」



翔太郎「な、何だとぉ?」




だが次の瞬間…




っ…




「「「っ!?」」」




俺はときめにキスされた…




亜希子「ヒャー! ガチで口にしたよガチで!」


七海「っ////」


フィリップ「翔太郎? ちゃんと意識はあるかい?」


翔太郎「おっ? おうっ… おぉ…」


魔女「好きよ、ハーフボイルド」


翔太郎「えっ?」



魔女「私はいつも飢えている…

あなたが私を満たして…

1人じゃきっと… 罪を数えきれないから…」




それだけ言い残すと…

ときめは照井に連れられて行った…




俺は… けして忘れないだろう…

魔女と呼ばれたあの女の事も…

唇に残った… かすかなハナミズキの香りも…




これで… T字路の魔女事件は解決した…

だがこの事件が…

俺とときめの運命の嵐の始まりだったんだ…





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ぱん丸(プロフ) - 更新お疲れ様です(^^)とても楽しみにしていたので嬉しいです(^^)これからもお仕事大変かと思いますが更新頑張ってください(*^^*) (2023年4月16日 20時) (レス) @page41 id: 736944f0e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nanami | 作成日時:2023年3月28日 0時

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