握られた手 ページ46
「はーい、オッケー、
Aちゃん本番もよろしくう」
はぁ…… よかった。
リハーサルちゃんとできた…
楽屋に戻ってかずちゃんにメールする。
「大丈夫、本番もがんばるから
ちゃんと見ててね♥︎」
すぐ返信がきた。
「ちゃんと見てるよ。 自信もってね」
ふふ… 気持ちが楽になった。
かずちゃんのおかげだね。
そして、本番ー
スタジオの中の観客席も賑やかになり
司会者の紹介の元、スタジオに入場する。
ひな壇は3段あって、私は2段目。
嵐は3段目に座ってる。
後ろから相葉ちゃんに呼ばれて振り返ったら
斜め後ろにかずちゃんがいて、
目が合ったら、いつもの笑顔で微笑んでくれた。
となりの相葉ちゃんが手を振っている。
そのとなりがおーちゃん、じゅんちゃん。
てことは…
後ろは、翔ちゃん？！
私の鼓動がドキドキ高鳴っていくのがわかる。
翔ちゃんがいる。
私の後ろに…いま翔ちゃんがいる。
そんなことを考えていたら、
また緊張してきた。
せっかく気持ちが楽になったのに、
番組はどんどん進行していくのに…
どうしよう…
また手が震えてきた。
……えっ///
一瞬何が起こったのかわからなかった。
自分の周りの空気が動いた気がして…
気がついたらとなりに翔ちゃんが座ってて、
みんなにわからないように
衣装の下に隠して私の手を握ってる///
A「……っ？！」
思わずその手を引っ込めようとしたけど、
ギュ…///
さらにキツく握られた。
翔ちゃんの手から
翔ちゃんの熱が伝わってくる。
翔「………」
そんなことしてる翔ちゃんは
知らん顔して司会者からの問いかけに答えていた。
なんで？
なんで、そんな平気な顔して…
握られた手を解こうとしても
ビクともしなくて…
あんまり動くとバレちゃうし///
どんなに角度を変えて
すり抜けようとしても、
繋がれたその手は離されなかった。
私は緊張MAXでとうとう動けなくなった。
変わったこと変わってないこと…side sho→←わかっちゃった…side Masaki
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藍。(プロフ) - はじめまして!とても楽しく読ませていただきました!!この話とても面白かったです!!更新頑張って下さい(*^^*) (2014年11月5日 15時) (
レス) id: 1cfc0c02c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2014年8月19日 10時
