ツナガルキモチ・・1st【Sho ＆ Kazu】【さくらみや】 (ページ41)

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ふたりが帰る家ページ41

「ただいまー！」

「おかえり^ ^」

帰るのが私の方が遅い時は、
いつも玄関まで迎えにきてくれる。

「はい、コーヒー入ったよ」

「ありがと^ ^ んーっ、おいし//」

おいしいコーヒーを淹れてくれる。
「お砂糖なしのミルク多め」って
私の好みもちゃんと覚えてくれていた。

「ねー、これからギターいい？」

「こんな時間から？」

「いいでしょ？お願いっ」

「じゃあ、少しだけですよ？」

仕事で疲れてるはずなのに、
私のワガママも聞いてくれる。

「じゃあ、今度は俺のお願いも聞いてもらうよ？」

「なあに？」

「新作ゲームまとめて買ったんだ。
今度の休みに付き合って？いいよね？」

そんな…///
そんなかわいい瞳でお願いされたら
断れるわけないじゃん//

「ほーら、こんなとこで寝ないよ？
ベッド行こう？」

「んーーーっ、動けない。おんぶして？」

居心地のいいソファーで居眠りする私を
おんぶしてベッドまで運んでくれる。

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いま、私はかずちゃんと一緒に暮らしている。

お互いに事務所の手前、
自分たちの家はそのままにしながら…

ふたりが帰る家は、

あのピアノがある部屋。

あの桜の木がある公園を通り抜けて行く。

しばらくはあの場所が辛くて、
何度も遠回りをしてたけど…

大丈夫。

かずちゃんがいてくれるから。

かずちゃんの優しさに助けられて
いまの私がいる。

だから、明日もがんばれる。