ツナガルキモチ・・1st【Sho ＆ Kazu】【さくらみや】 (ページ12)

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その笑顔…side Kazu ページ12

パチパチパチ

俺の完成した曲を聞き終えて拍手をくれる。

A「スゴイ！ステキな曲できたね」

和也「なんか照れるな…
次のアルバムになんとか間に合った。
Aちゃんがアドバイスくれたからだよ。
ありがとな^ ^」

A「うんん、
(ピアノを触りながら)いいなあ…」

和也「これ？」

A「ピアノ… 私も欲しいな」

和也「部屋にないの？」

A「ん…」

和也「じゃあ、どこで曲作ってるの？」

A「頭の中で…？」

和也「え？え？頭って？」

A「ふふ、スタジオ借りるの。期間限定で。
だからいつも切羽詰まっちゃって…
やりたいときにできるっていいね」

和也「使っていいよ？」

A「え？」

和也「この部屋さ、
曲作るためだけに借りてもらったの。
俺忙しくてあまり来れないし、
空き家みたいなもんだし？

あ、でも一応生活できるものは揃ってるから、
ベッドもあるしね。
よかったら好きな時に使っていいよ」

A「…いいの？」

和也「どうぞ^ ^」

A「うれしい…
こんな立派なピアノでできるなんて。
ふふふ^ ^
なんだかいいのが作れそうな気がしてきた」

和也「…やっと笑ったね」

A「え？」

和也「その笑顔、久しぶりに見たよ。
Aちゃんは笑顔のほうが似合ってる^ ^」

よっぽど恥ずかしかったのか、

Aちゃんは真っ赤な顔をして

そのまま俯いた。。