【薄桜鬼沖田総司】君を探していました〜 ヴァンパイアな彼と過ごす日々〜

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「ギャハハ！！」



ここの奴らは人間を殺す時、


それは楽しそうに笑いながら首筋に噛み付く





そんな声を聞きながら、僕は顔に帽子を置いて、寝るフリをしていた


早く終われ。と思いながら





「ラティス？また食欲ないの？」




リノの声がする




「うるさいのは嫌いだから」




「いつもそう言うわね。…そろそろ自分で狩れるようにならないと」



「いいでしょ？別に」





こいつらの態度が腹立つ


人間は全部悪いっていう考えが。


あんたらに悪いようにしたのは一部の人間だろう？
何故全てを同じと見る？




こんな事、こいつらの前では口が裂けても言えない。
「お前は幸せもんでいいな」と言われながら
きっと酷い殺され方をするだろう。
僕だって、死ぬ時くらい楽に死にたいしね





「リノさ」

「なに？」



「こんな事やってて、本当に楽しいんですか？」



不意に出た言葉だった





「こんな風に人間殺せて、嬉しい？」




「……」




リノは黙ったままだ









「どうしようが君らの勝手だけど、僕は…________






っと。やめてよ。話してる途中じゃないですか」







リノが急に僕に攻撃を仕掛けてきた


僕だって、昔のままじゃない。
この体と何年も付き合ってるわけだし、慣れてくる


避けるくらいはできる。

リノには敵わないけど







「ラティス？殺されたいの？」






リノは急にキレる





怒らせると怖いんだよなぁ







「あんた、分かってないでしょ。私がどんな思いをしてきたか」





「分かってるわけないですよ。分かりたくもないね」





もう、いいや。


ここにいると本当つまらない


僕はなにを迷ってたんだろうか


さっさとこの集落から、抜け出せばよかったんだ

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