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逞しい腕が後ろから腰に回され、力強く抱き寄せられる。意外と筋肉質な体にドキドキして顔を上げれば、アイスブルーの瞳は鋭く鬱島さんを睨みつけていた。

kn「どういうつもりやねんお前」
ut「別に?ホントの事やもん」
kn「あぁ゛?」

やばいよやばいよ、輩出てるよこの人。本気でキレてーら。

ut「だってAちゃんフリーなんやろ?なら僕が狙ってもええやん♡」
kn「お前ちょお動くなよ?一撃で仕留めたるわ」
『待っ、コネシマストップ!』

引き留めようとお腹にグッとしがみつけば怒りに染っていたアイスブルーが一瞬こちらに向けられる。

kn「っ、」
『喧嘩はダメ!ね?』

小さい子を諭すように顔を覗けば、やがて落ち着いたのか深いため息をつかれぎゅうっと抱き締められる。シトラスの匂いに包まれ、息苦しくて呻けばコネシマが「大先生」と口を開いた。

kn「こいつは俺のやから、大先生にはやらへんぞ」
ut「…ふーん?」
『…?』

どういう事?あ、ウチの家政婦だからやらないぞって事?ハーン成程?

なんて考えていれば鬱島さんは携帯を取りだし私を抱き締めてるコネシマをカメラに収める。そしてにっこり笑って「じゃ、僕帰るな」と身を翻した。

『は?』
ut「シッマの本気は怖いねん。やから僕は大人しく退散するなぁ〜」
『いやちょ、鬱島s』

待ってください、と言い切る前に玄関の扉の向こうへと消えていった鬱島さん。何だったんだと惚けていれば、まだ背中に回された腕にギュッと更に力が込められた。

『…コネシマ?』
kn「…」

ずっと黙ったままのコネシマが怖くて、腕の中をもぞもぞ動いて顔を見ようと覗き込む。

『どしたの。らしくないじゃん』
kn「…うるせぇ」
『ふぎゃっ』

鼻をつままれ小さく呻けば、コネシマは満足したのか私から離れて自室へと行ってしまって。

『何あいつ…変なの』

変だなと思いつつもやる事が山積みなので、私は客人用の湯呑みを洗おうとキッチンへと向かった。



アイツ、俺の事全く意識してないんかな。

顔もよし、羽振りもよし、普通の女は放っておかんやろ?!

kn「何か俺ばっか焦ったりイラついたり、ムカつくわ…」

さっさと気付けや。阿呆。

.

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- ア"ッ...(絶命)好き!!!!!(蘇生) (9月6日 17時) (レス) @page30 id: 1fc9dc00b9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ええっすねぇ…^^これからも頑張ってください!応援してます! (2023年4月17日 21時) (レス) @page27 id: 387a7b214e (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - 続きがめっちゃめっちゃ気になる展開ですね...!!楽しみにしてます(*´∇`*) (2023年4月15日 22時) (レス) id: 790884ee82 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 匿名様へ。コメントはちゃんと読ませて頂きました、ありがとうございます。 (2023年2月5日 0時) (レス) id: 3a76da62a7 (このIDを非表示/違反報告)
心葉 - いい展開ですね(๑•ω•๑)/"♡おうえんしてます(*˘︶˘*).。.:*♡ (2023年2月2日 23時) (レス) @page25 id: 57de660b93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒瀬 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年11月30日 19時

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