「ご、ごご誤解ですよ!?ぼ、ぼぼ僕は別に…」『…そらまふなんですね、』「……………………ハイ()」 ページ27
「あのね、……センラくん、私は泣いている大切な…友達を置いていけないよ。…センラくんが悲しんでるのに…私が笑うなんてできない…!」
グッと膝の上で拳を作って、目はまっすぐセンラくんを見つめる。
センラくんは目を見開き、色々な感情が混じったような複雑な顔をしていた。
「フユカちゃん…。………もう……、」
そう言って頭を抱えるセンラくん。
何か、また…気にさわることをしてしまったのだろうか…?
謝った方がいい、?
私が口を開く前にセンラくんが言葉を発した。
「…あのな。…腐小説で例えると、そういうときは彼氏のところに行くパターンやろ…、期待させちゃいけんで…?…フユカちゃん、あまり優しくせんでな、俺、もっと惚れて諦めきれん…かも、」
こういうシーンはよくあるけれど…、でも…。
実際は小説とは違う。…センラくんを置いていけるわけない。
「…、帰ろう。じゃないとフユカちゃん、意地でも志麻くんとこに行かんやろ」
そういって伝票をもち、センラくんが先に立ち上がる。
センラくんが立ったのに私も帰らないわけにはいかないので、席をたつ。
「……あと、一つだけ、」
「…?」
お会計を済ませてくれたセンラくんがお店を出て別れるときに一言。
「……付き合ってもいいけど…諦めないから、…フユカちゃん、俺に優しくしすぎやよ、」
「………うん、……ごめんね、」
まさかの宣戦布告。
けれど…そのセンラくんの瞳は辛そうで、私は謝ることしかできなかった。
「謝らんでいいよ、ほら。駅まで送る。」
やはり、彼は表情を変えるのが上手い。
すぐに微笑んで私の横について歩く。
「次、会うのは新曲の動画の打ち合わせだから…。そんときまでに告白、頑張ってな。」
「え、あ、うん…」
告白。
そうだよ、志麻くんに…伝えなきゃ。
あぁ、緊張してきた。まだ、東京にもついてないというのに。
「…大丈夫、フユカちゃんを泣かせることなんて志麻くんは絶対、せんから。」
「……うん、ありがとう。」
センラくんって本当に大人で、優しい。
自分より他人優先で。ここに惚れる女子も多いのだろう。
今も、私を応援してくれている。申し訳なさもある。…けれど、そんなんで告白しなかったら。
センラくんを更に悲しませてしまうだけだ。
…だからね、がんばるよ。
[#志麻くん、待ってて。] 検索。
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桜餅@そらなー - 八万hitありがとうございます…!これからもよろしくお願いします…!! (2020年1月11日 22時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - え!?5100hit…!?!?何があった(困惑)…え、あ、ありがとうございます…?(((なぜ疑問形 …朝だから寝ぼけてるのかな…(白目) (2019年6月5日 6時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 八重さん» コメントありがとうございます…!!いいですよね、!センしま!!私も推しです()、さかうらも好きですよ…!!そらる受け以外、結構雑食なんです((( (2019年5月13日 8時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
八重(プロフ) - 私はセン志麻、坂浦、まふそら派です!←そこじゃない (2019年5月12日 23時) (レス) id: 9f24637045 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅@そらなー - 甘歌@ラさん» あ、ごめんなさい…!!名前が似てたので…もし、同一人物じゃなかったら申し訳ないです…(バカ) (2019年5月8日 7時) (レス) id: 3b252da90e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅@そらなー | 作成日時:2019年1月1日 2時