【文スト】素敵帽子さんの拾ったボタン ｰ異重力恋愛物語ｰ【中原中也】

ボタンが27こ ページ31

全員への土産物(ｷﾞﾌﾄ)を買った2人は、店の外のベンチに座った。


『携帯につけましょう！スマホに付けるためのジャックも買ったし♪』


Aと中也のそれぞれの携帯に海色のボタンがぶら下がる。


中「"おそろい"、だな！」

『うん！！』


中「そういや、最近お前が行方不明になったってニュースを見なくなったな」


『実は、この間の任務がその家の近くだったので、その際に門の内側にボタンを投げ込んでおいたんです！』

中「…ホントに便利な異能だな」


中也は苦笑いをした。

2人は空を見上げる。

午後6時半。


『もう帰る…？』


Aは少し寂しそうな顔をする。

もう空は薄暗い。


中「実は最後にもう一つ寄りたい所があってだな」


荷物重くないか、と気にしながら目的地へ向かった。






.







「_____見つけました」

？「了解、気付かれない程度に尾行を続けてくれ。頃合を見てボクが出る。」

「承知しました」





？「ふふ、今夜助けに行くからね、A♡」

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