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ボタンが21こ ページ24

『中也師匠、私、師匠と出会った時のことを少し反省しているんです。』

中「ガキの姿の時の話か?」

『はい、だって名前そのまんまだったでしょう?』

中「確かにな。あのガキの姿は誰かモデルでもいんのか?」

『いえ、あれ私の想像で造った男の子なんです!』


上出来でしょう?と笑う。


『それで、出会った時、師匠に名前聞かれたじゃないですか。
あの時うっかり自分の名前を云ってしまって…その事について反省しているんです。
あと、あの男の子の姿には何度もお世話になっているんです。』


ほら、太宰治に探偵社内で捕まった時も師匠を呼びに行ってくれて助かってますし、と云う。


中「ほぉ、つまり名前を付けてやりたいってか?」

『そういうことです!さっすが師匠!!』

中「候補とかあんのかよ」

『一応3つほど考えました!だから選んで欲しいです』


中也はふーん云ってみろ、と云って、ソファに脚を組んで座った。

Aは目を輝かせながら、中也の横に座った。


『まず一つ目は…ひめごろう!!』

中「ひめっ!?」

『二つ目は、うたひこ、でしょ?』

中「うた、ひ、こ…」

『それで三つ目は、鳳 幸財(ホウ コウザイ)!!』

中「芳香剤wwwwww」


中也はAのネーミングセンスの素晴らしさ(笑)に耐えきれず腹を抱えて笑いだした。


『ちょっと!何で笑うんですか!こっちは大真面目なんですけど!』


中也はまだヒィヒィ云っている。


中「悪ィがwwwこれは非道過ぎねぇかwww」

『むっ!!じゃあ師匠はこれより素敵な名前を考えられるって云うんです?』


少なくともお前よりマシだな、とドヤ顔をする。


中「しょーがねぇから俺が考えといてやんよ!」


Aがあれほど素敵な名前はないのにといじけているのを横目に、中也は自室へ戻った。


中(ッて何も思い浮かばねぇ…)


中也の顔に大量の汗が出ていた。

西のへたれと東のへたれとブラコンと檸檬飴→←ボタンが20こ



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あーやんの向日葵畑(プロフ) - 芳香剤で飲んでたお茶を漫画の如く吹きました(笑) 面白いですね(笑) (2019年3月7日 20時) (レス) id: 6889ca0c35 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬飴(プロフ) - 凰朧月鬼華さん» 女の子です!わかりにくくてすみません^^;ページ32をご参照ください♪ (2016年7月19日 14時) (レス) id: 91a4ca923b (このIDを非表示/違反報告)
凰朧月鬼華(プロフ) - 之って、男主ですか? (2016年7月19日 9時) (レス) id: 6873cb50aa (このIDを非表示/違反報告)
檸檬飴(プロフ) - つぶさん» コメントありがとうございます!嫉妬する中也ちゃんが書きたくてつい…ヽ(*´∀`)ノ私も言われたいです… (2016年7月11日 21時) (レス) id: 91a4ca923b (このIDを非表示/違反報告)
つぶ - 中也さん寝言すごい(≧∇≦)私も言われたいです (2016年7月11日 20時) (レス) id: c508c29f4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:檸檬飴 | 作者ホームページ:http://remondream.blog.fc2.com/  
作成日時:2016年7月7日 15時

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