【DC】2年B組担任の秘密事【東リベ】

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事件はある日突然起きた。













「せ、先生…！不審な奴等が学校に不法侵入してきてます…!!!」

『…何？』

















授業中、ふと窓の外を見た生徒が声を上げる。
その一言で皆が席を立ち上がり窓へ駆け寄る。














「おらおらおらぁ!!!学校なんてぶっ壊してやんよ!!!」
















バッドや鉄パイプ等の武器を手にした集団が襲撃してきた。

ヤンキーの時代なんてもうとっくに終わっている筈。
今更、イキっている奴は本当にかっこ悪い。













「先生どうしよう…!!?」

『皆さんは教室で待機してきてください。先生は職員室に至急行ってきます。決して、外を見ないで下さい。窓際の生徒はカーテンを閉じて、廊下側に。』
















生徒に奴等に刺激させないようにカーテンを閉めるよう指示し、もし投げ石等で窓ガラスが割れても被害を最小にする為に窓から離れるようにも指示をする。


















『佐々木先生、警察に連絡は…！』

「通報はしました！けど、よりによって今日出張らっている警察官が多いとあって駆けつけるのには少し時間が掛かると…！」



















米花町は日本一犯罪が多い町。
警察官が出張らっている事が多いのは分かりきっていたが、今命の危険に晒されている方が優先するだろうと悪態をつける。



















「わっ！無理です…！侵入されちゃいます…!!!」



















数人で侵入を抑えていた男性教師が苦痛の顔で伝えてきた。
それもそのはずだ、抑えていた教師の数より侵入者の数が多すぎる。
















『皆さんは生徒の方の安全を確保させてください！教室の鍵は確りと施錠を！窓から侵入しやすい教室の一年生は避難通路を通じて上階へ避難させて下さい!!!』

「鳳先生は…!!?」

『少し奴らの足止めをしておきます。』

「しかし…！」

『さあ！早く！奴等は止まってくれるほど優しくありません!!!』






















侵入者は見た感じ年齢はAと同年齢に見える。
いい歳した大人が学校を襲撃しにくるとは、ヤンキーは腐ったものだ。


















『おい。』

「あ？何だ、テメェ…。」














そして、不覚にも立ち止まった場所は2年B組の教室の前だった。








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