【あんスタ】 自分が今まで行ってきた全てが、決して無意味では無かったと信じたい。

し ページ25

あの自己紹介から何か月経ったのだろう


舞台裏、ステージのど真ん中


全てが懐かしい



とても緊張する、でも楽しみっていう気持ちの方が強い


だから大丈夫あの時の様に棒立ちにはならないから





「やっときたねここまで…」




「うん、自分で言うのも何だけど私頑張った」





本当にそう思う


あの日夢ノ咲に来た時を鮮明に思い出す


やる気のない、面倒くさがり


そしてなりたい自分、理想像がなかった私


入る事さえも躊躇した日々


今アイドルになってよかったって思うのは


亜夢が居たからだと思う


ありがとう


心の中でお礼を言った


本人に言わなくてもいいよ


きっと通じている筈


…まぁ多分だけど！






「すごい人数だねドキドキしちゃうよ！」



「まぁ初めての割には結構というか物凄く多いね、後ろでカメラスタンバイしてるし…」



「緊張するけどとっても嬉しいよAと歌えるのは！だから頑張ろう！」



「頑張るなんて当たり前の事言わなくても分かるから」



「もう、最初は明るかったのに途端にクールビューティになっちゃって…」



「あれはもう忘れて」






あれは本気で黒歴史だからね



そういえば、、






「掛け声とかいる？」



「いる！」



「即答か、じゃあ何か言いたいのある？」



「何となくだけど、あんさんぶる！」



「理由は」



「何となく！」




うん、知ってる


だって何となくだけどって言ってたもんね






「でも良いと思う、あんさんぶる」



「じゃあけってーい！」






はぁ…ほんと、破天荒な子だわ…


まぁこういう奴だけど一緒にいて楽しいし


なんたって私の相方さんだから






「頼りにしてるよ？歯止めのきかない亜夢ちゃん？」



「なっなんだと！私にだって制御能力あるし！それから私も頼りにしてるから！」







頼り頼られ一喜一憂


二人でこのステージで歌えること私も嬉しいから


全力を尽くそう私達のライブに






「いくぞー！あんさんぶるっ！」



「あんさんぶーるー」



「こっ声が小さいよぉ…」



「今はこれでいいの」






そう今は、ね。



・


二人は互いに呼び捨てにする程、それ以上に仲が良くなった


・

て→←っ

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