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九.明日の月は ページ10

その筈なのに、五分経った瞬間

何処からか人が沢山倒れる音がした

太「待ち給え」

そう云われて僕は立ち上がらずにこっそり見る

すると其処には

黒い外套と少し派手な仮面を左にしている人がいた

?「……今日も大量」

何処か違う場所から違う声がした

いや違う、僕の背後から聞こえた

慌てて後ろを見るが誰もいない

?「迷い犬が迷い込んでる……其処だ」

その瞬間、高く積まれた荷物に誰かが立っていた

倉庫の光と立っている遠くて姿が見えない

でも黒い手袋は僕達を指差していた

国「避けろ!」

国木田さんがそう云った

僕は鏡花ちゃんを抱えて避けると

僕達がいた場所にあり得ないほどの量の荷物が一瞬で積まれた

鏡「ありがとう……潰されかけた」

太「大丈夫かい?」

荷物の山の向こうから声が聞こえる

敦「はい!大丈夫です」

太「それは良かった……あれ、軍警の子は?」

そう云ったしゅんかん、向こう側ですごい音がした

敦「太宰さん?太宰さん!?国木田さん!!」

そう呼び掛けても返事はなかった

?「今宵の月は綺麗か?」

目の前の荷物にあの黒外套の奴が立っていた

敦「太宰さん達は!?」

鏡「退いて」

そう云って鏡花ちゃんが夜叉白雪を出してその人物に向かった

?「ふっ……無駄だ」

そう云って其奴は夜叉白雪に触れ

?「異能力、“オペラ座の怪人”」

そう云った瞬間、夜叉白雪が消えた

鏡「なっ……」

?「成る程、異能生命体だから感情はないからか」

そう云って愉快そうに其奴は笑う

此奴がオペラ座の怪人だ

?「明日の月のほうが綺麗だろう……これはまだ始まりに過ぎない。楽しみにしておくと良い」

そう云って向こう側へオペラ座の怪人が逃げた

敦「待て!」

鏡「今は目の前の事に集中」

そう云われて目の前の荷物の壁を見る

そうだ、太宰さんと国木田さんが……

敦「すぐに助けよう」

そう云って僕は異能を使って荷物を退けた

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リュカ(プロフ) - ミレーさん» いえいえ!それは良かったです!続編に行くのでそちらも見えくださいね〜今年もよろしくお願いしますね (2020年1月2日 17時) (レス) id: 5c04ab9136 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リュカさん» お返事ありがとうございます(〃ω〃) 今回も面白かったです(*^□^*) 今年も更新頑張って下さい(´∀`) (2020年1月2日 17時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - ミレーさん» ありがとうございます!お楽しみに!ええ、アルバイトですけどねw楽しそうですよね〜 (2020年1月1日 15時) (レス) id: 5c04ab9136 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 夢主ちゃんうずまきで働く事になったんですね(*^□^*) 皆が楽しそうで良かったです(*^□^*) (2019年12月30日 21時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - リュカさん» 続編楽しみに待ってます(*^□^*) 太宰治様オチも楽しみです(●^o^●) (2019年12月29日 22時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年12月20日 17時

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