ド天然鈍感次男の頭ねじは今日も足りない【学生松】

兄貴 ページ7

カラ松sideーー

俺は、明るくも暗くもない心情で階段を上り、自分のクラスを探した。

「えっと、、Ａ組、、 、、...Ｂ組！」

三階へ続く階段を上り、左に曲がって二番目の教室。

左は、左からＡ組、Ｂ組、Ｃ組。 右には、左からＤ組、Ｅ組、Ｆ組。

その真ん中に階段がある。

一年の教室は全て三階にあって、一直線に並んでいる。

廊下は90ｍくらいに見える。幅も無駄に広くて、いかにもお金が掛かっている事が分かる。

それだけ広いが、生徒が外で他クラスの人と話したりしているため人で埋まっている。

人数がとても多いんだな、、この学校。

そんな事を考えながら、辺りを見渡した時だった。


妙に騒がしい。 後ろからだ...。


？「あﾞ？ 俺に逆らうっての？笑 喧嘩でもする〜？」


そして、聞き覚えがある声。



男「や、やめてくれ！」




「...おそ松兄さん？」


松野おそ松。赤いパーカーの、俺達六つ子の長男。 俺は、恐る恐る振り返った。


脅されている男子生徒が座り込んでいる。そこに立ちはだかる兄貴。

沢山の生徒が興味本意で見物している。


兄貴は身長が兄弟の中で一番高い。

俺は平均より少し高いくらいだが、そんな俺を見下ろせるくらいだ。

そんな兄貴に立ちはだかれて、その男子生徒はガクガク怯えている。

高校生活早々…、

いつもの見せしめだ、、

そう思っている間に


おそ松「やっぱ、痛みを与えないと分からないか〜♪」

男「ひぃ、、！」


兄貴は、笑いながら右手をそっと上げようとしていた。


「…！！」



嘘だろっ...！？

もう、早速か、、！？





…。





「兄貴。やめてくれよ、、」



俺は、冷静な声で兄貴にそう言った。

甦る→←Ｂ組

ラッキーアイテム

猫缶

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す