検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:9,861 hit

2 ページ8

約束はどんなものであっても守るべき。

結局約束を放棄し使用人に連れられて城に戻った私を、この家で一番影響力の強い父はそう宥める。お父さま、そんなことを言っても無理だわ。一緒に、ずっと一緒にって、結婚と一緒じゃない。あんな怪しい人を私の家になんて呼べない。使用人にだってまだ小さな子がいるし、お腹に夢を身篭った動けない女性だっているのに。悶々と私が考える側を、がたがたとうるさく窓は唸った。なあにこの窓、生きてるのかしら。広いテーブルに並んだたった二人分の食事を睨むようにちらりとだけ見て窓に向き直ると、なんと窓から人の影。

「オマエさぁ!約束、」
「さ、三階よ!あなた大丈夫なの!」
「え、あーうん、二階まで登った時点で一回落ちはしたけど……じゃない!約束、」
「まって!傷とか……ない、の……」

どんどんと激しく叩かれた窓を開いてみれば、そこには先ほどのみすぼらしい青年。とはいえ二階から落ちたなんて聞くと、同じ人間だもの、少しくらいは心配になる。見たところ深いケガはなさそうだけど、顔に、なんてあるわけないかしら。顔を覆っている長い前髪を恐る恐る両手で分けると、予想外の出来事に腰が抜ける。

「……なに」
「汚いから、とりあえずシャワー浴びてきて……」

3→←セカイの掟


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
16人がお気に入り
設定タグ:あんスタ! , 短編集 , 合作
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜菊兎(企画者) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年5月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。