<STORY . 3> ページ3
リ「やっと片付いたか…」
『私が片付けてるのに次から次へと広げたの誰ですか』
リ「あれは片付けたって言わねぇんだよ」
『…私、兵長のそういうとこ苦手です』
リ「あ"ぁ?」
確かに彼女は片付けが大の苦手だ。
整理整頓、というよりは…ただ単に積み上げていく。
気づけば書類は塔になり、
広がって壁にランクアップし、
結果、壁が崩れてリヴァイに怒られる。
それが彼女にとって日常、のようなものだった。
そこはまさに、姉譲りで。
リヴァイもきっと
そんな彼女を放っておけなかったのだろう。
『……すいません』
自暴自棄になりかけた彼女を助けたのも
こうして部屋の片付けを手伝うのも
彼女を、彼女の姉と重ねていたからなのかもしれない…
リ「散らかったらちゃんと言え
めんどくせぇが、片付けくらいなら手伝ってやる」
それでも彼が優しいことに変わりはなかった。
『…ありがとうございます』
彼女はこの先も
彼と共にこの、鳥籠のような壁の中で生きていくのだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Mean | 作成日時:2018年12月22日 18時