バレー部の私は今日もまたキセキの世代に絡まれます

楽しかったです ページ22

しばらく敦くんと黄瀬くんと大輝くんと
さつきちゃんと話して、
皆に紹介してもらった



その時に来た、赤司征十郎さんという人

綺麗な赤髪に驚くほど高くはない身長
なのに何故か高い位置にいるような

そんな不思議な感覚にさせる






赤「君の名前は知っている
　 部員達に紹介させてもらうよ」




美声だなぁ…









赤「集合!!」


赤司さんが声をかけるとゾロゾロとすぐに
人が集まってきた

発言力の凄さ…







赤「今日１日見学する
　 七瀬Aさんだ」

全「お願いします!!!!」


ひっ




あまりの人数と声にビビって漏れる悲鳴

しかも皆大きい(゜Д゜;)





貴「よっよよよろよろ
　 よろしくおねがっ…お願いしゃす
　 しますっ」


めっちゃ噛んだああぁあぁあああぁぁ




クスクス


『可愛い……w』
『噛みすぎww』




なんか凄い笑われてる!?
コソコソ言われてるし！



恥ずかしくて顔が赤くなる






黄「Aっち顔赤くなって可愛いッス!!」

おもしろ半分に茶化す黄瀬くん

このやろぉー(T^T)






貴「茶化さないでくださいッッ」


睨みつけると、

黄「上目遣いッスか!?
　 俺そんなにカッコイいッスか〜？」


この人の頭どうなってるの??

なんて唖然としていると、


黄瀬くん以外、察してくれたようで



『仕方ないから諦めろ』





という目で見てきた






青「黄瀬はもともとあんなだ
　 バカはほっとけ」


大輝くんに至っては口に出してるし……





でも皆良い人そうだなっ








口元が緩む









そして申し訳ないことに

今日は喋って終わってしまった








凄く楽しかったなぁ〜









そんな光景は当然、
バレー部から丸見えなわけで

私は楽しさのあまり、
こちらを冷たい目で見る
先輩や同級生、
ギャラリーの人達には気づいておなかった








悲劇の足音は────────……









………………………………………すぐそこに

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