7ステージ ページ9
『ッ！！！』
押しても押しても微動だにしない太宰さんの体
いっそ唇でも噛もうかと思った
「・ん・・そんなに私のことが嫌いかい？」
接吻は好きな人としたかった
何でこんな人と・・？
『はい・・嫌い・・・です・・』
唇を服の袖でごしごし擦る
多分、私は今半泣き状態だ
太宰さんの顔を間近で見ていると
「クスリッ」と笑う音がした
そして
「そうかい・・それは＿＿＿＿＿＿＿＿＿良かったよ」
『ッ？！？！』
ナイフが首に当てられる
『なっ・・？！』
ぐいぐいと首が押される感覚がする
つまりこれは・・
ナイフが食い込んでいっていると云うことだ
温かい何かが首を伝う
「Aちゃん、君に拒否権なんてない事を忘れてないかい・・？(黒笑)」
ゾクッ
体全部が一瞬機能を失った気分になった
『あっ・・いっ』
どんどん食い込む刃
それに加えて有無を云わせぬ太宰さんの目
「君が返事をしないのなら今此処で殺してあげるよ、その後で君を可愛がるさ」
返事をするしかないこの状況
『ごっごめんなさい・・っごめんなさいっ・・貴方とお付き合いしますっだからっ・・』
涙が大量に溢れてくる
「なら・・私のことが好きだと云ってくれるかい？」
もう・・・無理だ
『私はッ・・太宰さんのことが好きですッ・・！！」
ああ云ってしまった
もう誰も助けてくれない
「うふふ・・次こういう態度を取ったら・・」
首にあったナイフを高く振り上げ
＿＿＿＿＿私の胸めがけて一直線に振り落とした
『ひっ・・』
そこからの記憶はない
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わおわお - 楽しく見させてもらってます！中也さんオチがいいです！ (5月31日 22時) (
レス) @page28 id: 451804a1fa (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます！！がんばります！ (2018年5月13日 9時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 面白いですね！頑張ってください！ (2018年5月12日 19時) (レス) id: 9092dd091b (このIDを非表示/違反報告)
凜子(プロフ) - 本の虫さん» ありがとうございます！！中也さんですね！若いので全然大丈夫ですよ！！心配してくれてありがとうございます(泣） (2018年3月25日 11時) (レス) id: 039beb8009 (このIDを非表示/違反報告)
本の虫(プロフ) - 私は中也さんオチがいいです。体調には気をつけてくださいね。 (2018年3月25日 11時) (レス) id: 2e1dd72090 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凜子 | 作成日時：2017年12月21日 0時
