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葉「玲央怖い」
実「なら言いなさいよ」
葉「や、だから…その赤司
どうすんのかなーって」
重苦しくやっと言った小太郎。
何でそんなに重要そうなのよ!?
実「というか気づいてたの」
葉「だって赤司さ
Aを見てる時の目が
凄く優しいし…
なんか見てて分かった
愛してるんだなぁって」
……。
実「アンタの口から
愛してるって言葉が
出てくるとは思わなかったわ」
葉「…本当地味に酷い」
確かに、征ちゃんは…
痛々しい程に
Aちゃんを愛してる。
あの征ちゃんが。
考えてもみたらもう少しで
Aちゃん達が
傍に居られるのも
終わってしまう。
…何とかしないといけないわ。
______________________________
本当私は相当の馬鹿だと思う。
考えてみれば征ちゃんが
本気でキスをするわけないし
第一今時の高校生だし？
なんだろ…こう…大胆なんだよ。
そうやってキスされただけで
何を焦ってるんだか…。
貴「よしっ」
病室の扉の前で深呼吸をして
気合いを入れる。
大丈夫、私ならやれるし。
そう言い聞かせ病室に。
貴「どう、征君
調子は？」
赤「…ん…あぁ…
大丈夫だよ」
パッとこっちを見て
一瞬だけ目をそらした。
貴「そーだ、明日退院でしょ？」
赤「そうだな」
貴「荷物、持っていけるものは
今日私が持っていくね
退院したら私の家に取りにきて」
赤「わざわざ取りにいかせるのか」
貴「だって征君の家なんて
入りずらいし」
苦笑いで言う征君に
そう言って返した。
大丈夫、なんとか
意識せずにすみそう______
続く
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作者名：赤新羅シセナ | 作成日時：2014年3月22日 13時
